Pentax Q 土星撮影2013年04月14日

観望期に入ってきた土星をPentaxQで撮ってみました。

・・・、とその前に、ここで迷っていた直焦点での拡大方法ですが、結局4倍のパワーメイトを購入しました。R200SSと組み合わせると以下の通りになります。

 焦点距離:3,200mm
 F値:16
 倍率:376倍 (PentaxQの直焦点)

この合成焦点距離(倍率)はコリメート法ともかぶるので、購入の意味があるのか?5倍のパワーメイトにすべきではないか、とかなり悩みましたが、色々と考慮点があった中、

 5倍だとF20。このF値で土星の動画撮影(シャッタースピード1/30以下)を行う場合、
 ISO1600が必要。出来れば、感度は低く抑えたい。

ということが決め手となり、4倍のパワーメイト購入となりました。

冬の間はシーイングに恵まれずなかなか良い条件で撮影が出来なかったのですが、昨日素晴らしいシーイングに恵まれましたので、観望期に入った土星をターゲットに撮影を行いました。両方ともISOは800です。

コリメート法
 撮影条件
  望遠鏡:R200SS
  接眼レンズ:Ethos6mm+テレビューバロー3倍 (400倍)
  合成F値:17
  カメラ:PentaxQ+標準単焦点レンズ(01)
  露出:1/25
土星_x400_コリメート
 
直焦点
 撮影条件(直焦点)
  望遠鏡:R200SS+パワーメイト4倍
  合成焦点距離:3200 (376倍)
  合成F値:16
  カメラ:PentaxQ直焦点
  露出:1/30
土星_fl3200_直焦点

両方とも撮ったままで、画像処理は何も行ってません。倍率と露出に若干の違いがありますが、コリメート法の方が綺麗に写ってますね。ただ、同じように撮影した動画を見ると両者に差はありません。動画は両者とも1/30での撮影ですので、露出の微妙な差によるところなのかも知れません。コリメート法はレンズを沢山通りますので不利なんじゃないかと思ってましたが、今回の結果からは直焦点にこだわる必要はなさそうです。

いずれにしても、こんなに小さなカメラで、一枚撮ったままでこれだけ写るってすごいなぁと思います。本当にいいカメラです。月、惑星撮影はPentaxQで決まりです。

暇を見て、動画の方もスタックしてみようと思います。

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