R200SS + ASI224MC 木星撮影 ― 2018年05月03日
良い季節になりましたね。今年は7/31に火星の地球への大接近があり、そこに向かって機材の準備と確認作業を進めています。まずは、昨年GW後に購入し、天候に恵まれずほぼ使わないままになっていた、ASI224MCとADCを使って木星を撮影してみました。撮影は4/30 AM 1:26 実は、この直後にガニメデの影が木星表面に観測できたのですが、ちょっとお酒を飲み過ぎて寝てしまいました。(^^)
ということで、その直前の写真です。
望遠鏡はいつものR200SS。ニュートンでのADCの向きが、酔っていたせいもアバウトでいい加減ですが、最初としてはまずまず良く撮れたかなぁと思ってます。
これから7/31に向け、カメラ、FireCapture、AS!3など沢山学んでいきたいと思います。
望遠鏡:R200SS + パワーメイト x5 (4,000mm F20)
赤道儀:AXD
カメラ:ZWO ASI 224MC
ADC:ZWO
キャプチャーソフト:FireCapture (64 flame/sec x 30sec)
AS!3で30%をスタック
Registax でWevelet 処理
R200SS 木星撮影 ― 2018年05月26日
GW~梅雨入りまでの期間はシーイングが安定していることが多く、私が、惑星観測に勤しむ期間です。そんな中、5/22は比較的良いシーイングに恵まれ、木星を撮影しました。Powermate x5 はフランジバックの長さにより大きく倍率が異なりますが、この木星はかなり大きめ(222.5mm)の状態の撮影で、倍率換算ですと、11倍くらいになっているようです。惑星観測に向かないと言われる短焦点反射ですが、結構良く撮れました。
望遠鏡:R200SS + パワーメイト x5 (8,800mm F44)
フランジバック 222.5mm (拡大率 x11)
赤道儀:AXD
カメラ:ZWO ASI 224MC
ADC:ZWO
キャプチャーソフト:FireCapture (64 flame/sec x 30sec)
AS!3で30%をスタック
Registax でWevelet 処理
Powermate x5 ― 2018年05月26日
パワーメイトx5はフランジバックのとり方によって大きく倍率が異なりますが、5/22に撮影したフランジバックの違いのみが異なる以下の二つの写真に関して、実際の合成焦点距離を計算してみました。
違いは接眼部(Powermate~ASI224MCまでの距離)のみですが、それぞれ図ってみるとフランジバックは以下の通りでした。
長い方:222.5mm
短い方:67.5mm
パワーメイトx5のアイピーススリーブ端から撮像素子までの長さと倍率の関係は、以下の通りです。
ソース:http://www.tvj.co.jp/10shop_televue/0009barlow.html
このグラフを参考に、先ほどのフランジバックを当てはめると、
大きい方:800mm x 11 = 8,800mm (F44)
小さい方:800mm x 6.8 = 5,440 (F27)
となります。R200SSはF4という短焦点反射で、惑星観測には斜鏡の大きさや大きなF値が作りにくいという不利な点があったのですが、少なくとも大きなFを作るというところではこのPowermate x5 を使えばかなり制約がなくなりそうな気がします。
R200SS オールマイティで良い鏡筒ですね。
さて、今回色々確認して、フランジバックと拡大率に関して大まかに頭に入りました。
今後も色々試行錯誤しながら、空の条件と拡大率の最適な組み合わせが、目で見て直ぐに判断できるくらいに訓練しておきたいと思います。
こういうこと考えるのも楽しいですね。(^^)
しかし、短焦点反射の私にとってここまで倍率が稼げるのはありがたいです。まさかF40超えがバロー系で出せるとは思いませんでした。そもそもこんなに後ろを延ばすとピントが出ないと思っていたので嬉しい誤算です。
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