クワガタ星雲・バブル星雲・M52 ― 2021年10月03日
ここ最近新月期になかなか晴れなくて、すっかりパソコンネタばかりになっていましたが(笑)昨日久しぶり晴れたので天城高原まで遠征してきました!!
家族の買い物や愛犬の散歩などなどお勤めをクリアして到着したのはこの時期もうどっぷり日の暮れた6時半。久しぶりに晴れたから、多いかなぁと思ったら、思ったより少なかったです。
でも、ホント、久しぶりにお会いした方々と最近の活動や機材、使い方などなど、いろいろお話して楽しい時を過ごすことが出来ました。私は今回、撮影機材をステラショットからASI Air Pro に変更し初挑戦。自宅では少しは使っていたのですが、ASI2600MCとの組み合わせでは初。使い方が分からなくてまごまごしていたのですが、親切に色々と教えていただき本当に助かりました。
同じ趣味を持つ方の集まりって本当に楽しいですね。
さて、昨日撮影した、クワガタ星雲Sh2-157、バブル星雲NGC7635、散開星団M52です。まだ処理途中ですが、久しぶりでちょっと嬉しくて先出し(^^)
望遠鏡:ε-160ED
Filter:NBZ
カメラ:ASI2600MC (-10度)
条件:Gain 100 x 10分 x 8枚をSI9でスタック
通常の光害フィルター、LPS-D1かNBZか迷ったのですが、NBZフィルターで撮影してみました。F3.3の10分ですが、もう少し時間をかけてた方が良かったでしょうかね。それとも枚数をもう少しとった方が良いのでしょうか?
ASI2600MCって初めてなので条件がイマイチ分かりません。。。(笑)
雑誌の入選作だと、ε-160EDとの組み合わせでは、5分くらいで撮影されている方が多い気がしましたので、フィルター込みで、倍にしてみましたが。
それにしても、この辺りは散光星雲が多く楽しいです。自宅ベランダからは見えない領域なので、遠征時に撮影するのですが、もっとじっくり撮ってみたい領域です。特に、クワガタ星雲は30㎝で拡大して撮ってみたい。。。
今月は来週も新月期。晴れると良いなぁ。
土星の衛星 Enceladus Tethys Dione Rhea Iapetus ― 2021年10月04日
先程21:20に撮影した土星とその衛星です。雲が多く、なかなか苦戦しましたが、何とか捉えることが出来ました。
初めてEnceladus(エンケラドス)とIapetus(イアペタス)をこの目で見ることが出来ました、やったーって感じです!!
『Enceladus』って間欠泉が噴出していて、生命を持つ可能性のある星、と言われています。なので、是非見てみたかったのですが、やっと見ることが出来ました。(^^)
実は一番右下の衛星、撮影している最中は『Hyperion』だと思っていたのですが、今調べてみると、『Iapetus』でした。Hyperionも、Iapetusのもう少し土星寄りにあるはずなのですが、14等クラス、この写真ではちょっと見えないです。
また、MimasがEnceladusの土星と反対側(の土星近傍)にあるはずなのですが、こちらもこの写真では分かりません。
次回はこの2つを狙って、もう少し条件を変えて撮影してみようと思います!!
サドル周辺 IC1318 ― 2021年10月09日
Mimas 狙いましたが ― 2021年10月12日
昨日は土星の衛星・Mimasが土星から離れるチャンス、と思い撮影を試みましたが、画像処理しても出てきませんでした。昨日はシーイングが非常に悪く、また、雲が広がってきたこともあり、結局、Enceladusも見えずじまい。木星の大赤斑やEuropaの影など観測も楽しみにしていたのですが、高倍率の撮影はホント根気が必要です。こんなシミュレータの様な写真が撮れると良いのですが(^^)
この日は残念ながら早々に観測が雲で終了となりましたので、宅内のLAN環境のUpdateを行いました。我が家のインターネット環境は9月末から10Gbpsサービスへ移行。ただ、宅内のスイッチングハブは 1Gbps 対応だったので、昨夜、TP-Link の TL-SX1008 を2台導入し、10Gbps 化しました。以下のような感じです。
Aterm BL1000HW(AU からレンタルしている10Gのルーター)
(CAT6A)
TL-SX1008
(CAT5e)
TL-SX1008
我が家は築20年程度たっていて、当時、1Fと2Fを接続する、宅内LANとして配線してもらったものがCAT5eでした。
CAT5e って10Gbps対応していないんですよね。元々1Gbpsまで対応。でも、調べると、5Gbpsリンクでは使える様な記述が各Hubメーカーから散見されます。
TL-SX1008 は、2.5/5/10Gbps のマルチスピード対応なので、ま、5Gbpsでリンクアップすればいいやと思って繋いでみると、、、10Gbpsでリンクアップしました。
Switchのインジケーターは10Gbpsでリンクアップしていることを示しています。対抗側がCAT5e 経由で、TL-SX1008に繋がってます。
CAT5eでも10Gでリンクアップするんだ・・・、と、ちょっと驚きました。実際安定して通信できるかどうかは様子を見ないと分かりませんが、ま、まずは10Gbps環境が出来上がりました。
実は、CAT5e→6Aの引き直し工事も行う予定にしていたのですが、必要ないかな。(笑)今後様子を見てパフォーマンスが出ない様なら変えようと思います。
ちなみに、我が家はこの後ろに、メッシュWifi ASUS Zen wifi XT8を立ててます。このwifi WANポートは2.5Gbps対応です。今まで1Gbps接続でしたが、ようやくフルスピードの2.5Gbpsでリンクできるようになりました。iPhone で測定すると、上りも下りも600~700Mbps程度出てます。今までのインターネット1Gbps、宅内LAN1Gbps の時に比べると1.5~2倍くらいになっています。
ひとまず大満足です。
CAT5e 10Gbps 環境 ― 2021年10月13日
10Gスイッチのカスケード部分が1F~2Fに埋設されているCAT5eケーブル経由となっているのですが、スイッチのインジケーター見る限り10Gbpsでリンクアップしていて、パフォーマンス上も5Gbpsを超えてますので、10Gbpsのパフォーマンスと見て良さそうです。
CAT5e→CAT6Aへの変更工事を行うことを検討していましたが、とりあえずこのままCAT5eで行こうと思います。
クワガタ星雲・バブル星雲・M52 再処理 ― 2021年10月18日
10/2の遠征で撮影したクワガタ星雲・バブル星雲・M52 を淡いところまで出るように再処理してみました。
望遠鏡:ε-160ED
Filter:NBZ
カメラ:ASI2600MC Pro (-10度)
ガイド・撮影:ASI290MM + ASI Air Pro
条件:Gain 100 x 10分 x 5枚をSI9でスタック
画像処理:SI9
ASI2600MC Pro 本格的に使うのは初めて、まずはテスト撮影の様な感じだったのですが、凄いですね。ポテンシャルの高さを感じます。ε-160EDも凄い。これからどんな写真が撮れるのか本当に楽しみです。
オートガイド・撮影にはこれまでステラショットを使っていましたが、今回初めてASI Air Proを使ってみました。直観的で凄く使いやすいですし、EAFも制御してオートフォーカス。今までバーティノフマスクで手動で合わせていたのが楽ちんになりました。ケーブリングもすごく楽ですし、PCを使わないので消費電力の面でもかなり有利です。
これからはこちらをメインに使っていくことになりそうです。
サドル周辺再処理 ― 2021年10月19日
DeltaRho 350 ― 2021年10月24日
Planewave 社から 35cm F3 のカセグレンタイプの望遠鏡が発売されるようです。こちらです。カセグレンと言えばF10程度のものが多い印象ですが、Corrected Cassegrain となってますので、補正レンズを付けてF3を実現しているものと思います。しかも、イメージサークルは60mmとのことですので驚きです。
Planewave 社と言えば、リッチークレチアンや、補正レンズ付きで広いイメージサークルを実現したダルカーカムが有名ですが、今度はF3のカセグレンで60㎜のイメージサークル・・・、驚きですね。
未だ発売されていないので、公開されていないデータもありそう。特に気になるのが中央遮蔽です。写真で見る限りかなり大きそうな気もしますがどうなんでしょうね。ま、F3なので致し方のないところかもしれませんが。
しかし、Planewave って凄い望遠鏡出してきますね。1台欲しいです。(笑)
(追記)
Secondary Mirrorの情報が出てました。190㎜とのこと。
主鏡が350㎜なので、中央遮蔽は口径比で54%、面積比で約30%です。
実質的にはF3.6くらいになりそうでしょうか?計算あってます??(^^)
やはり結構大きいですね。うちにはGinji-300FNがあるから要らないかな。
IDAS ナローバンドフィルター Hα6.8 ― 2021年10月31日
ここのところ立て続けにHαとOIIIのワンショットカラーフィルターを製品化してきたIDAS。やはり、というところでしょうか、モノクロ用のナローバンドフィルターが出てきました。こちらHα6.8です。入射角度によって分光特性が異なる干渉フィルター。半値幅の狭いラインバンドフィルターは、入射角度の影響を強く受けることになります。要は、
『F値によって分光特性が変わってくるので、場合によってはかなり光量をロスすることになる』
ということなのですが、流石はIDAS。F値毎に最適化されたフィルターを製品化してきました。この様な『F値に最適化された分光特性を持つフィルター』を使うことによって光量をロスすることなく撮影ができるようになります。
まずは、Hαを製品化ということなんでしょうね、多分。この後、OIIIも出てくるもの・・・、と勝手に思ってます。
以前このBlogでも紹介しましたが、この手のラインバンドフィルターはゴーストが起こりやすく、私の持っているIDASのNB4も派手なゴーストが出て困ってました。
ただ、その後出てきたNBZはそこを見事に克服!
このHα6.8にも期待しています。
いよいよ私もモノクロナローバンド撮影に行く日が近い・・・、か。
ASI6200MMやフィルターホイール、フィルター・・・、お金がいくらあっても足りませんね。(笑)
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