イーソス10mm2016年08月02日

先日購入したLVW8mmに続き、アイピースを購入しました。購入したのは、テレビューの

・イーソス 10mm
・ナグラー13mm

です。

Ethos

今回、初めて海外サイト(OPT)から購入しました。7月末まで限定のサマーセールで15%引きとなっており、安く購入することが出来ました。日本の代理店であるジスコも同様の割引キャンペーンを実施していましたが、やはり、海外から直接買う方が送料含めても安いですね。

海外サイトからの購入に関しては、クレジット情報の流出が不安だったのですが、OPTではPaypalが使えましたので、安心して購入することが出来ました。

また、OPTでの購入では、輸送手段もいくつか選べるのですが、今回利用したUPS Saverでは、購入後、4日で手元に届きました。海外購入って時間かかるイメージがあったのですが、早くて拍子抜けしました。(^^)

アイピースも色々増えてきましたが、今後は以下のアイピースを使って観測することになりそうです。ちなみに、メインの鏡筒はR200SSです。

・Vixen LVW 22mm
・Nikon NAV-17HW 17mm
・Televue ナグラー13mm
・Televue イーソス 10mm
・Vixen LVW 8mm
・Televue イーソス 6mm

 ※惑星観測で高倍率が必要なものに関しては、上記アイピースにx2, x3, x4 のバロー系のレンズを組み合わせます。

今年の夏は望遠鏡(Borg77EDⅡ+GP2)を持って登山する予定です。装備を軽くするため、コンパクト・軽量・広視界のナグラーには期待しています。

梅雨明け後もなかなか晴れない日が続いていますが、利用後、またご報告したいと思います。

ちなみに、LV/NLVは計3本持っているのですが、バローとの組み合わせ含めた他のアイピースにその座を奪われ、ほぼ使わなくなりました。逆に、LVWは2本ともメインで利用しています。

こうして見てみると、今更ながら、LVWってコストパフォーマンスが高く、良くできたアイピースだと思います。SSWが出てきて在庫処分となってますが、逆に驚くほど安く手に入ります。

それなりの広さで、コストパフォーマンスの良いアイピースを探している方にはお勧めのアイピースです。

ビクセン SSW2015年08月06日

ビクセンから新しいアイピースが登場しました。見かけ視界83度のSSWシリーズです。


テレビューのナグラータイプ6を強く意識した製品・・・、という感じでしょうか。見かけ視界、アイレリーフ、レンズ構成(4群7枚)、大きさ、重さ、シリーズの焦点距離など、カタログスペックはかなり似通ってます。

ナグラータイプ6 はコンパクト、広視界が特徴ですが、歪曲収差は大きめです。ビクセンのSSWも同じ傾向なのでしょうかね。ま、歪曲収差は覗いたまま望遠鏡を振り回さなければ、観測中に気になることは全くないのですけど。

実売価格はナグラーの約45,000円に対し、35,000円。

見かけ視界70度クラスには、ペンタックスのXWシリーズと、ニコンビジョンのNAV-SWがあって、ともに実売価格28,000円程度。

後出しじゃんけんで、性能さえしっかりしていれば価格は絶妙かも知れません。
今、コリメート撮影用に、XW14が欲しいのですが、SSWも魅力的ですねぇ。

さて、どうしたものか。

LVW8mm その22015年06月06日

梅雨入り間近、なかなかすっきり晴れる日が無くなってしましましたが、一昨日、購入したLVW8mmで土星と月を見てみました。

月は100倍、土星は、100倍と、エクステンダーを追加した約190倍です。シーイングがいまいちで、200倍くらいが限界という感じの空でしたが、LVWの素性の良さは実感できました。NLVの45°はいつ見ても狭さを感じるのですが、LVWの65°は100°に慣れた私でも狭さはあまり感じません。もうちょっと比較してみないと結論は出せませんが、エクステンダーとの相性も悪くはなさそうですので、既存のNLV4mmの登場機会が無くなる様な気がします。

シーイングの良いときに3倍、4倍バローと組み合わせてじっくり評価してみたいと思いますが、最初の感想としては、Goodです。

また、見口も今時のポップアップ式ではないですが、良くできたゴムの折り返し式で実用上問題なく、とても覗きやすいですし、長時間観測していても疲れません。このあたりはさすが老舗の望遠鏡メーカーですね。素晴らしいと思います。

このレンズ、今安くなっていて、私は13,000円とちょっとで購入しました。とてもコストパフォーマンスの高いレンズと思います。少し広めの接眼レンズをお探しの方にはお勧め出来るレンズです。

あまりに安いので、無駄に他の焦点距離も買ってしまいそうで怖いです。(笑)

LVW8mm2015年05月25日

久しぶりに接眼レンズを購入しました。ビクセンのLVW8mmです。LVWシリーズに関しては22mmを持っているのですが、これがなかなか良いので短いやつが欲しいなぁとずっと思ってました。ビクセンも今年中に、このシリーズの後継とも思える83°のSSWを発売、このシリーズの終息も考えられますので購入に踏み切りました。在庫処分なのでしょうか?安くなっていたことも背中を後押ししました。(^^)

LVW8mm

 R200SSと組み合わせると丁度100倍。この倍率での月や惑星上星雲、球状星団への利用はもちろん、x2やx3、x4のバローと組み合わせた惑星観測での活躍も期待しています。高倍率での解像度やいかに。

購入に当たっては、手持ちのNAV-17HW + x2 バローとほぼ同じ倍率ですし、133倍のイーソス6mmより実視界は狭いので、追加の意味があるのか・・・、とも思ったのですが、NAV-17HWは2インチで、R200SSでは接眼部の入れ替えが必要ですし、イーソスは133倍。場合によっては過剰倍率のこともあるので。

・・・、とか何とか言いながら、実は、販売終息かもしれないLVW、もう1本欲しかったというのが正直なところで、シリーズの中から必要のない焦点距離を排除していったらこれが残りました。(笑)

手持ちのレンズの中では、NLV10mmの置き換えとなりそうです。

持ってみると、LVW22mmより重くて大きいですね。手持ちのレンズでは、イーソス6mmと同じくらいの様です。

最近すっかり100°という超広視界に毒されている私ですが、ちょっと覗いた感じ、LVWの65°という見かけ視界、決して狭さは感じないですね。表現が難しいのですが、人間が一目で認識出来る範囲に則した見かけ視界・・・、とでも言うのでしょうか、広いという感じはしませんが、狭さは感じない絶妙な広さという気がします。

もちろん一度で見渡せない100°は魅力たっぷりなんですけど。(^^)

今日は曇ってますが、使うのが楽しみです。まずは月を見てみます。

バローレンズ2014年04月12日

中学生の時に望遠鏡を初めて購入してから4半世紀。その中で望遠鏡の各パーツに対する意識も変わってきました。特に変化の度合いの大きかったパーツの一つがバローレンズです。例えば、焦点距離800mmのR200SSと組み合わせた時、

・4mm
・8mm + 2倍バローレンズ

両方とも200倍ですが、どっちがよく見えるのか?

この問いに、以前の私なら間髪入れず、4mmの方が良いと答えていたと思います。

バローレンズは倍率だけを売り物にしたおもちゃの望遠鏡によく付属していますよね。
そういった事もあり、パーツそのものに対する良い印象を持っていませんでしたし、そもそも欲しい倍率がバローレンズ無しで構成できるのであれば、無い方が良いに決まっている。

これが、バローレンズに対する以前の私の見方でした。

しかしながら最近はちょっと変わってきています。

特に、私が利用しているR200SSのような短焦点反射の場合、無理に短い焦点距離の接眼レンズを組み合わせるより、バローレンズでF値を大きくした上で長めの接眼レンズを組み合わせた方が良いのではないか・・・。

現在でも、この答えは出ていません。それほど検証を繰り返してきたわけではありませんので・・・。しかしながら、シーイングが良いときに見る、

イーソス 6mm + テレビューの3倍バローの400倍

は、土星のカッシーニの空隙など本当に彫刻刀で彫ったように鮮鋭くっきりと見えます。バローレンズなしのレンズ単体でこれ以上に見えるのだろうか?という疑問さえ感じる見え味です。そういうこともあり、現在のところ私のバローレンズに対する見方は、

良質のバローはR200SSでは積極的に利用すべし

です。

下記は私が現在所有する、”良質の拡大系レンズ群”です。

 
 
Barlow

左から、テレビューパワーメイト4倍(2インチ)、テレビュー3倍バロー(31.7mm径)、R200SS専用エクステンダー1.9倍(31.7mm径)です。

最近では、接眼レンズ購入の際にはこれらのレンズとの組み合わせも考えて、接眼レンズの焦点距離を決定しています。今のところ、その期待に十分応えてくれています。                                               

Ethos(イーソス) 詳細2014年04月09日

R200SSと組み合わせると133倍。見かけ視界100度で見る球状星団や惑星状星雲ってどんなだろう、と楽しみにして高ソメキャンプ場に持ち込んだのですが、当日はあまり空の条件が良くなかったらしく、M51も二つの核のみが分かる程度、M13等の球状星団もイマイチの見え方で、せっかく買ったEthosもその威力を発揮出来ずにいました。

あぁ、今日は駄目だなぁ、ま、自然相手だから仕方ないか。土星でも見よう。

と、いつものようにNLV4mm(200倍)を装着、観測開始です。当日はデープスカイ探索には足りませんでしたが、惑星はしっかり見える比較的良いシーイングでした。そこで、いつものようにエクステンダーを追加。NLV4mm+エクステンダーの375倍で観測します。

ふーん、やっぱりよく見えるね。

と、その時遊び心が生まれます。そうか、エクステンダーとEthosを組み合わせると250倍。どんな風に見えるんだろう。

当時、手持ちのレンズの中で惑星観測に最適なのはNLVであると言うことを信じて疑っていませんでした。また、Ethosのような超広角レンズはたくさんのレンズ群で構成されているに決まっています。そこにエクステンダーを組み合わせたところで惑星が綺麗に見えるはずがない。それが、”遊び心”だった理由です。で、実際にその構成に変え、覗いてみると・・・、

えっっ、凄い、よく見える!!

これは本当に驚きでした。全く期待していなかったこの組み合わせ、何度も何度もNLVと交換しながら比較しましたが、明らかにNLVよりよく見えるのです。一言で言うと、土星のエッジが明らかにくっきりしています。

Ethosは、単なる広視界レンズではないんだ・・・、解像度も素晴らしい。

私の中にあった、惑星観測=NLVが、音を立ててガラガラと崩れ落ちた瞬間でした。
以降、私の惑星観測はほぼこのEthosとなりました。

また、そのあまりの素晴らしさに、テレビューの3倍バローも追加で購入。

シーイングイマイチの際はエクステンダー付きの250倍
シーイングが良い時には3倍バロー付きの400倍

で観測しています。シーイングが良い時の3倍バロー + Ethos 6mmは凄い像を見せてくれます。惑星撮影にもこのEthosとPentaxQによるコリメート法をほぼ利用しています。

R200SS+NLVでずっと観測を続けてきて、これ以上の物を見ようと思ったら望遠鏡を換えなければいけないんだと思い始めていたのですが、NAV-17HWがディープスカイ観測での感動を、そして、Ethosが惑星観測の感動を新たに与えてくれることとなりました。

本当にこれらの接眼レンズに出会えて良かったと思います。

・・・、で今、追加でEthos10mmと2インチの2倍バローの追加購入を検討中。

4度目の清水の舞台もそう遠い日ではなさそうです。

Ethos購入への道2014年04月06日

高ソメキャンプ場遠征で素晴らしい星空を堪能させてくれた、R200SSとNAV-17HWの組み合わせ。ただ、実は少し物足りなさを感じたシーンがありました。この組み合わせの倍率は47倍。

M31など大きい天体や、倍率を上げると消えてしまうような淡い天体を見るには最適なのですが、M57などの明るく小さな惑星状星雲や、倍率をかけることにより口径の分解能が生きてくる様な球状星団等には倍率が少し不足するのです。

当時、私がNAV-17HWの上の倍率として持っていたのはNLV10mmの80倍。
上記の対象に対して、早速取り替えてみるのですが・・・。

狭い・・・。

2度を超える実視界から0.6程度の実視界に狭まるのですから、無理もないことですし、それをNLVに求めるのもあまりに酷なのですが、一度広い世界を知ってしまうと後には戻れないのもまた事実。

これらの天体を、最適な倍率で、しかも、広視界で見たい・・・。

人間の欲とは途方もない物ですね、こうなると、懐具合としては本当にドツボなのですが、自宅に帰ると早速、100~150倍程度を出せる広視界レンズの検討に入ってしまいました。

候補は、前回も購入を検討したEthos(イーソス)1本です。

R200SSとの組み合わせで100倍の8mmと133倍の6mmで最後まで迷ったのですが、100倍だと対象によっては倍率不足の可能性があったのと、8mmはNAV-17HWに2インチのバローの組み合わせでも容易に出せそう、ということで、仕様はEthos6mmに決定。

しかし、相変わらずなかなか購入には踏み切れません。NAVでさえ9万円と高額。それに加えてまた散財して良いのか?

・・・が、またまた、購入に背中を押す出来事が。GWに、再び高ソメキャンプ場に行くことが決定したのです。念のため申し上げておくと、背中を押して欲しいから敢えて高ソメキャンプ場に行っているわけではありません。

ということで、三度目となる清水の舞台から飛び降り決行。Ethos 6mmの購入となりました。

Ethos


 このEthos、本当に素晴らしいです。現在私が所有する接眼レンズの中で最も利用頻度の高いレンズです。このレンズ、他とは一線を画す100度という超広視界で説明されることが多いのですが、それだけではないんですよね、解像度も素晴らしく、本当によく見えます。

元々は惑星状星雲や球状星団向けに購入したのですが、光害の多い我が家からの観測では、主な利用用途は惑星観測です。

少し長くなりましたので、詳細はまた次回。

NAV-17HW その22014年04月06日

先日ご紹介したNAV-17HWですが、R200SSと組み合わせたその光学性能は、少なくとも私の目には非の打ち所のない素晴らしい物です。実視界2度を超える広視界でかつバックは漆黒。本当に抜群の星像を見せてくれます。ただ、いくつか不満点もあります。

1. 目当てが不完全
 こういった超広視界接眼レンズは目の位置に結構シビアです。そのため、見口に対する配慮が要求されるのですが、残念ながらこの接眼レンズはこの点で、全く配慮に欠けています。この接眼レンズはアイレリーフが16mmと比較的長いため覗きやすいのですが、それを保持するための目当てがありません。このため、観測の際には接眼レンズから目を離し、前後左右最適な位置に目を固定して見続ける必要があります。これは、観測ベテランの私にとっても結構苦痛で、気づくと、親指と人差し指でOKマークを作り、接眼レンズと目の間に適切な隙間を作る、という観測スタイルができあがってしまいました。

遮光フード


一応遮光フードなるものが付属しており、ファーストライトでは利用させていただきましたが、すぐに外して倉庫行きとなってしまいました。目当ての役割にはなりませんし、私にとっては全くメリットが無く、存在の理由がよく分かりません。

2. EiCを保存するケースがあれば・・・
 この接眼レンズにはEiCと呼ばれる、拡大レンズが付属しています。このレンズを付けると14mmとなるのですが、このレンズ用のケースが付属していないのです。本体にはがっしりとしたキャップが付属するので持ち運びの際にも傷がついたりする不安はありませんが、このEiCはむき出しとなります。暗い中利用するパーツ群。落としたり、紛失したりする危険もあります。そう言った配慮に欠けている気がします。

この接眼レンズ、光学性能は非常に優れています。しかし、実際の観測者への配慮は欠けていますね。恐らくは、天体観測などに興味のない光学設計のプロが製品の開発、設計を行ったのではないでしょうか。天体小僧が作ると最終形はこうはならない・・・。

この後、様々な焦点距離の接眼レンズを新たに物色することになりますが、残念ながらニコンのHWやSWが再び候補に挙がることはありませんでした。

理由はこの”目当て”です。観測のしづらさを思うと、どうしても一歩引いてしまいます。光学性能が高いだけに残念です。

逆に、この点の配慮があれば、購入を検討する製品の一つになると思います。  

NAV-17HW その12014年04月05日

接眼レンズの続きです。いよいよ購入した広視界接眼レンズ。早速手元に届きました。大きい、大きいとは聞いていたのですが、宅配便で届いてみると、やはりその大きさに驚きました。その昔購入したニコン製一眼レフの200mmF4望遠レンズが同じような大きさの箱に入っていた記憶があります。
 

 
箱だけでなく、実物もでかい! 隣にあるのは単1電池です(単2ではありません)

NAV-17HW

また、重さも1kgということで半端ではありません。しかしニコンらしいですね、こういう重厚な作りは私は実は好きで、手に取っただけでただ物ではない凄さを感じさせます。

さて、この接眼レンズ購入の動機となった9月中旬のタカソメキャンプ場への遠征ですが、晴天と素晴らしい星空に恵まれました。そして・・・、真っ暗の夜空でR200SSと組み合わせたときのこのレンズの性能、本当に素晴らしい物でした。暗い夜空に持ち出した時、今までLVW22mmで感じていたバックの明るさも全くなく真っ黒く引き締まってます。しかもLVW22mmの1.78より遙かに広い2.16という実視界。

特にM31を見た時には、

”うわ、凄い”

と思わず口に出してしまいました。アンドロメダ大星雲は子供の頃から、これまでも何度も何度も何十回も望遠鏡で観測してきましたが、この時に見たのはこれまで見てきた物とは全く次元の異なる物でした。

見かけ視界は102度。ひと目では端から端までを見渡すことは出来ない広さ、つまり、覗くと”縁”を意識することはなく、一面星だらけという素晴らしさです。

M32とM110を伴っているのが意識しなくても目に飛び込んできて、そして、M31本体は淡いところまで漆黒の夜空に浮かび上がっています。本当に感動しました。

試しにLVW22mmに交換してみると・・・、やはり瞳径の違いから来るバックの明るさが顕著で見栄えは全く異なります。(勿論これはLVW22mm単体の問題ではなく、あくまでR200SSと組み合わせたときの瞳径の影響ということですので、お間違えの無いようにお願いしますね)

そして、M31の他にも、M57リング状星雲、M27アレイ状星雲、M13等の球状星団など、夏~秋にかけて見える各メシエを楽しんで、大満足のうちに遠征は終了しました。

そして、その時に思いました。

”何でもっと早く買わなかったんだろう。この接眼レンズがあの観測の時にあれば。”

発売当初はこんな高い物買うはずがないと思っていたのに、人間とは勝手な物ですね。

このレンズ、本当に買って良かったです。同じ望遠鏡でも接眼レンズによってこんなに違うんだということを実感した遠征でしたし、この後も数々の感動をもたらしてくれました。

本当に良いレンズに出会うことが出来ました。

接眼レンズ その72013年08月14日

バックを漆黒に変えコントラストを向上する広視界接眼レンズ。知ってしまうと欲しくて仕方がありません。R200SS + LVW22mmでバックの明るさを感じていたので、それより短い17mmあたりがターゲットとなります。

ニコンかテレビューか・・・、どちらにするか悩みましたが、天体少年時代、初めて手にした一眼レフがニコン製であったこと、EiCを使えば、14mmにもなってお買い得感も高いということで、NAV-17HWに決めました。

ただ、相変わらず、

・こんな高い物を買って良いのか?
・そもそも、R200SSの鏡筒本体の値段と大差ない接眼レンズってどうなの?

という自問自答が続きます。そんな私に、極めつけのこの台詞・・・、

http://www.tvj.co.jp/10shop_televue/about_eyepeace.html

望遠鏡の性能の半分はアイピースで決まります。
      

うぉぉ、確かにその通り! であれば、

望遠鏡と同じ価格の接眼レンズを購入するってもありだよね?

とか、

いやいや、接眼レンズは入れ替え刺し替え使うから望遠鏡の数分の1の価格が妥当

とか色んな考えが浮かんでは消えます。

しかし、ついに私の背中を押す出来事が起こります。9月末に星の綺麗なキャンプ場(高ソメキャンプ場)へ行くことが決定したのです。

わざわざ遠くまで行くのです、その時にバックが明るかったらがっかりするよな。
以前の私ならそんなものと思っていたことも、今は余計な知識が身についてしまい、自分自身をごまかせそうにありません・・・。

よしっ、再度清水の舞台から飛び降りることにしましょう!

購入するか否かと同時に気になっていた、R200SSのフォーカスエリアの狭さ、つまり、R200SSとの組み合わせで合焦するのだろうか?という疑問も、購入先に問い合わせると、問題なく合焦可能とのこと。納期を確認した上で、

ポチッ。(やってしまった・・・)

以降、数々の感動をもたらした広視界接眼レンズでの観測が始まることになります。