接眼レンズ その4 ― 2013年02月16日

R200SS購入とほぼ同時に以下の接眼レンズも購入しました。

ビクセン : LVW22mm アメリカンサイズ
 
LVW22mm

K20mmがR200SSでは眼視にも耐えないことが分かりましたので、低倍率側の接眼レンズとして購入しました。R200SSと組み合わせると36倍となります。当時、接眼レンズと言えば1万数千円のNLV/LVでしたが、このレンズは2万数千円とほぼ倍。

 ”こんな高い物を購入して良いのか?”

実物を手にしたまま売り場でかなり悩みましたが、”清水の舞台から飛び降りる”くらいの覚悟で購入しました。
 
ちなみに、この数年後、たびたび清水の舞台から飛び降りることになりますが、それはまた後ほど・・・。
 
R200SSと組み合わせた時の実視界1.79は、手持ちの31.7mm径としては最大で、レンズの大きさも手頃なため非常に使い勝手が良く、望遠鏡のアラインメント調整や、星雲、星団の観測、月の観測に利用しています。
 
K20mmでは見るに堪えなかった200SSとの組み合わせにおいても、眼視で星空を見ている限りでは収差も気にはなりません(よく見ると周辺はコマ収差が結構出ているのですけど)。低倍率側ですので解像度の評価は出来ませんが、基本的には良くできたレンズだと思います。
 
ただ、条件の良い暗い夜空でR200SSと組み合わせると、倍率が低すぎるためバックの夜空が明るくなってコントラストが落ちてしまいます。勿論これはこの接眼レンズ自体の問題ではなく、R200SSとの組み合わせによる倍率の低さ(瞳径5.5mm)による物です。

実はこの”バックの明るさ”に関しては、中学時代に10cmの反射望遠鏡+Or40mmでも経験していたので、広視界を得るための低倍率とはこんな物なのだろうと思ってました。それが大きな誤解であることは後ほど知ることになりますが、LVW22mm購入当初は星雲星団をこのレンズで堪能していました。また、元々光害の多い自宅周辺では問題のバックの明るさも気にならないため、今でも自宅でのお気軽観測では、星雲星団に良く利用していますし、エクステンダーを入れた68倍で月の全景をよく観測しています。このレンズで見る月はとても美しいです。接眼レンズの選択肢が増えた今でも何かと登場機会の多いレンズです。

ビクセン : NLV10mm アメリカンサイズ
 
NLV10mm

NLV4mmとLVW22mmの間を埋めるために購入したレンズです。見かけ視界は50度と広くはありませんが、80倍、エクステンダー付きで150倍と適度な倍率が得られるため、LVWで倍率が足りない場合に利用しています。対象は月や惑星状星雲、球状星団あたりで、適度な倍率が得られるため、購入当初は特によく利用していたレンズです。

ただ、この接眼レンズ、おそらく私が所有するレンズ個体の問題と思われる点が二つあります。

・フィルター取り付けのネジ山がキチンと切られていない
  ムーングラスが途中までしかねじ込めず使えません。これ、結構痛恨で、せっかく月観測に適度な倍率が得られるのに眩しくって、辛いです。ということで、この倍率での月観測は、LVW22mm+ムーングラス+エクステンダーにその座を譲っています。
 
・変な色付きがある
  R200SSとの組み合わせでは長い間気付かなかったのですが、Borg77EDⅡと組み合わせて月を見てみると、妙に青白く、しかも月の周りに青い縁取りが出ます。これは他の接眼レンズとは全く異なる傾向です。


色付きに関しては何度も繰り返して確認したわけではないのでもしかすると、見間違い・・・という可能性も否定できませんが、ムーングラスの事もあるので、このレンズに関してはハズレを引いてしまったと思っています。中心像はそれほど問題がないようですので、現在でもそれなりに利用はしていますが、見かけ視界50度、80倍というのは、手持ちのレンズの中では133倍のEthosより実視界が狭いので、存在価値がかなり薄くなってるレンズです。そのうち、この焦点距離は、広視界接眼レンズと置き換えることを検討中です。

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