久々の木星2023年10月18日

昨夜撮影した木星です。最近忙しさにかまけてほとんど星見していなかったのですが、久々に望遠鏡出して見ていたら、あっという間に夜中1:00。当初撮影の予定はなく、高度が高かったのでADCも無しですが、思ったより綺麗に撮れました。😆😆😆




やっぱり星見⭐️は楽しいですね💕



・望遠鏡:R200SS+Powermate x5
       fl=4,400mm (F5.5) 程度
・カメラ:ASI462MC + IRカットフィルター
・撮影ソフト:Firecapture
 Duration=120s
 FPS (avg.)=71
  ROI=912x600
 Shutter=7.457ms
 Gain=222 (37%)
・Processsing:
 AS!3 30% Stack
 Registax6 Wavelet
 Topaz DeNoize 

9/26 土星2022年10月11日

9/26 の夜に撮影した土星です。この日のメインである『衛星ミマスの観測』終了後、本体の撮影を行いました。


シーイングがとても良い日で、写りも良かったのですが、ADCの設定ミスでちょっと大気分散の影響が残っているのが残念。久しぶりの撮影だったので・・・、と言い訳。次はしっかり撮ります。(^^)

・望遠鏡:R200SS+Powermate x5
       fl=6,500mm (F32.5) 程度
・カメラ:ASI462MC + ADC + IRカットフィルター
・撮影ソフト:Firecapture
 Duration=180s
 FPS (avg.)=10
  ROI=1936x1096
 Shutter=100.0ms
 Gain=288 (48%)
・Processsing:
 AS!3 30% Stack
 Registax6 Wavelet
 5Set WinJUPOS De-Roration合成

衝の木星2022年10月10日

9/27、衝の日の AM1:00 くらいに撮影した木星です。




『衝』 という現象は、地球の外惑星(火星、木星、土星、天王星、海王星)が地球から見て、太陽のちょうど反対側に来る瞬間で、地球に最も近づく瞬間でもあります。

シミュレーターによると、この日の木星は 『-2.9等星
ま、元々明るいのでそんなに凄いとは思いませんでしたが。(^^)

この日は凄く気流が安定して、木星の模様をはっきり撮ることが出来ました!
今までで一番良く撮れたような気がします。

望遠鏡はいつものR200SSです。散光星雲から惑星まで、眼視も撮影もオールマイティにこなす本当に良い望遠鏡です。

・望遠鏡:R200SS+Powermate x5
    fl=6,400mm (F32) 程度
・カメラ:ASI462MC + ADC + IRカットフィルター
・撮影ソフト:Firecapture
 Duration=120s
 FPS (avg.)=40
  ROI=1936x1096
 Shutter=13.91ms
 Gain=296 (49%)
・Processsing:
 AS!3 50% Stack
 Registax6 Wavelet
 7Set WinJUPOS De-Roration合成
 Topaz Denoise AI処理

R200SS 再度購入2022年05月14日

20年使ったR200SS。まだまだ現役なのですが、遠征遠征でボロボロになってきましたので、ビクセンの価格改訂前に購入しました。


上が新品。色もちょっと異なるような。ちょっとアイボリー系でしょうか。色褪せただけでしょうかね。(笑)

R200SSは見て良し撮って良し、口径の割に軽くて取り回しは良いし、光学系は極めてシャープ。本当に良い望遠鏡です。私が5本持っている望遠鏡の中で圧倒的に高い稼働率を誇ります。30㎝のニュートンも持ってますが、デカすぎてベランダでは使えません。(笑)

ちなみに、同じ20㎝でも、ビクセンのイベントで良くVC200Lを使って星空案内やってますが、眼視性能は正直良くない。

『VC200Lって中央のシャープさが足りないなぁ。眼視ならR200SSの方が断然シャープだな』

と良く思います。ま、子供から大人までいる観望会では、ニュートンより覗きやすいVC200Lの方が使いやすいのですが、VC200Lってやっぱり撮影用の望遠鏡なんですよねきっと。

これからもこの望遠鏡、大事に使っていきたいと思います。

M46 NGC23482020年01月04日

1/3に撮影したM46散開星団とシャボン玉星雲で親しまれているNGC2438です。M46が星の集まりで、NGC2438は星の最後惑星状星雲です。この2つ、同じ方向に見えていますが、距離は異なると考えられていて、別の天体のようです。つまり、地球から見るとたまたま同じ方向にある、ということですね。こういったコラボも楽しいです。

撮影は光害の多い自宅のベランダから。結構撮れますね。


望遠鏡:R200SS+テレビューパワーメイトx2(fl:1600mm)
フィルター:NB-1
カメラ:Nikon D7500 (HKIR改造)
 露出:30秒
 ISO:20000
画像処理:98枚を加算平均スタック。SIで画像処理。


かに星雲2019年12月26日

12/23に撮影したM1、通称かに星雲です。以前にもご紹介したことはありますが、それらは全て空の暗い天城高原や朝霧高原などで撮影したもの。今回は光害の多い自宅のベランダから撮影してみました。

かなりの高感度、かつ、15枚という少ない写真をスタック処理したものです。実は、50枚撮影したのですが、35枚は家の向こう側に隠れてしまい没となりました・・・。なので、かなり画質は荒いです。

ま、自宅ならではの失敗です。(笑)

北極星も見えないベランダですが気軽に撮影できるのは良いですね。

ベランダの拡張工事したくなりました。(^^)



望遠鏡:R200SS+エクステンダーPH(fl:1,120mm)
フィルター:NB-1
カメラ:Nikon D7500 (HKIR改造)
 露出:60秒
 ISO:20000
画像処理:15枚を加算平均スタック。SIで画像処理。

エスキモー星雲の電子観望2019年12月25日

12/23に撮影したNGC2392、通称エスキモー星雲です。場所は、ふたご座で、弟カストルの右腕のあたりにあります。

望遠鏡を使って見るとフードを被ったエスキモーのように見えることからその名前がついています。太陽と同じくらいの質量の星が寿命が尽きてガスを放出。そのガスがこの様に見えています。

この様な星雲は、惑星状星雲に分類されますが、夜空には、沢山の惑星状星雲が存在し、その見え方は、リング、鉄アレイ、シャボン玉、ふくろう、神の目!などなど、どれも非常に個性的で、私の大好きな対象の一つです。

エスキモー星雲も大好きで、良く望遠鏡で観ています。100倍くらいの倍率で見ると恒星とは違った大きさを持った天体であることが分かります。ただ、惑星状星雲の中では非常に小さいので、この写真のように模様まで見ることはなかなか難しいです。

実はこの対象、今年3月に上川村の50㎝の巨大な望遠鏡でも観望しました。さすがは暗い夜空と巨大望遠鏡!エスキモーの様な模様がハッキリと観察出来ました。皆さんもそのような機会があったら是非見てみて下さい。

今回は、自宅から電子観望と撮影を楽しみました。私の自宅は神奈川県でご多分に漏れず光害の多い場所ですが、電子観望ではライブで、はっきりエスキモーの姿を確認することができました。

私が子供の頃には考えられなかったことが簡単にできます。本当に凄い時代ですね。

望遠鏡:R200SS+エクステンダーPH(fl:1,120mm)
フィルター:NB-1
カメラ:ZWO ASI224MC
 露出:6.00秒
 ゲイン:452 (75%)
画像処理:100枚をダーク減算の後、AS!3でスタック。SIで画像処理。

ライブ画像




画像処理後の写真





R200SS + ASI224MC 木星2019年06月17日

5/25-26にかけて撮影した木星です。先にシェアした土星と同じ日に撮影したもので、こちらの方が先に撮影しています。木星を撮影したときはシーイングが悪く、ウネウネ状態でした。

Jup

ま、写真はイマイチなのですが、左下に大赤斑が見えてます。そのさらに左横に見えているのは、ガリレオ衛星の中で一番木星の近くを回る衛星、イオです。イオの公転周期は約1.8日。月は約27日ですから随分早いですね。

公転周期がとても短いのでさぞかし木星の近くを回っているのかと思いきや、イオの平均公転半径は41万キロ。対する月は38万キロなので、イオの方が遠い・・・。イオは木星の強大な引力によって、物凄いスピードで木星の周りをまわっているんですね。私も今調べて驚きました。

このイオ、地球以外で初めて火山が観測された星でもあります。木星の強大な引力によって大きく地面がゆがみ、火山活動が起きていると考えられています。面白いですね。


機材はいつもの R200SS + パワーメイト x5 + ASI224MCです。


R200SS + ASI224MC 土星2019年06月06日

5/25-26にかけて撮影した土星です。GW~梅雨入り前のこの季節は毎年気流が安定するのですが、今年は気流の悪い日が多いですね。私が観測した中では、この夜がベストで、他の日は全くダメでした。梅雨明け後に期待・・・、かな。

機材はいつもの R200SS + パワーメイト x5 + ASI224MCです。

STN201905

いっかくじゅう座ベータ星2019年06月04日

ちょっと間が開いてしまいましたが、1/26に撮影したいっかくじゅう座ベータ星です。この星は3重星として見えます。かの天文学者、ウィリアムハーシェルが「全天で最も美しい眺めの一つ」と言ったとか。離隔が小さいのですが、眼視でも3重星に見ることができます。可愛らしいですね。

いっかくじゅう座ベータ星