Ethos(イーソス) 詳細2014年04月09日

R200SSと組み合わせると133倍。見かけ視界100度で見る球状星団や惑星状星雲ってどんなだろう、と楽しみにして高ソメキャンプ場に持ち込んだのですが、当日はあまり空の条件が良くなかったらしく、M51も二つの核のみが分かる程度、M13等の球状星団もイマイチの見え方で、せっかく買ったEthosもその威力を発揮出来ずにいました。

あぁ、今日は駄目だなぁ、ま、自然相手だから仕方ないか。土星でも見よう。

と、いつものようにNLV4mm(200倍)を装着、観測開始です。当日はデープスカイ探索には足りませんでしたが、惑星はしっかり見える比較的良いシーイングでした。そこで、いつものようにエクステンダーを追加。NLV4mm+エクステンダーの375倍で観測します。

ふーん、やっぱりよく見えるね。

と、その時遊び心が生まれます。そうか、エクステンダーとEthosを組み合わせると250倍。どんな風に見えるんだろう。

当時、手持ちのレンズの中で惑星観測に最適なのはNLVであると言うことを信じて疑っていませんでした。また、Ethosのような超広角レンズはたくさんのレンズ群で構成されているに決まっています。そこにエクステンダーを組み合わせたところで惑星が綺麗に見えるはずがない。それが、”遊び心”だった理由です。で、実際にその構成に変え、覗いてみると・・・、

えっっ、凄い、よく見える!!

これは本当に驚きでした。全く期待していなかったこの組み合わせ、何度も何度もNLVと交換しながら比較しましたが、明らかにNLVよりよく見えるのです。一言で言うと、土星のエッジが明らかにくっきりしています。

Ethosは、単なる広視界レンズではないんだ・・・、解像度も素晴らしい。

私の中にあった、惑星観測=NLVが、音を立ててガラガラと崩れ落ちた瞬間でした。
以降、私の惑星観測はほぼこのEthosとなりました。

また、そのあまりの素晴らしさに、テレビューの3倍バローも追加で購入。

シーイングイマイチの際はエクステンダー付きの250倍
シーイングが良い時には3倍バロー付きの400倍

で観測しています。シーイングが良い時の3倍バロー + Ethos 6mmは凄い像を見せてくれます。惑星撮影にもこのEthosとPentaxQによるコリメート法をほぼ利用しています。

R200SS+NLVでずっと観測を続けてきて、これ以上の物を見ようと思ったら望遠鏡を換えなければいけないんだと思い始めていたのですが、NAV-17HWがディープスカイ観測での感動を、そして、Ethosが惑星観測の感動を新たに与えてくれることとなりました。

本当にこれらの接眼レンズに出会えて良かったと思います。

・・・、で今、追加でEthos10mmと2インチの2倍バローの追加購入を検討中。

4度目の清水の舞台もそう遠い日ではなさそうです。

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