サイトロン Hα望遠鏡 Elite Phoenix 402024年10月14日

昨日、宙フェスに行ってきました。


宙フェスか彗星観測か、とても迷ったのですが宙フェスを選択。今年は東京タワー開催なので、

彗星はタワーに登ってみることもできるかな?』 

との安易な考えで。結局人が多すぎて登ることはできませんでしたが。東京タワーに登る方ってこんなに多いのかと驚きました。(笑)

実は見たかった望遠鏡が展示、及び実演されているということで、それを一度覗いてみたかった、というのも参加の動機でした。その望遠鏡はこちら。


もうじき発売予定のサイトロン初のHα望遠鏡、

『ELITE PHOENIX 40』

です。私が現地到着したのは15:00くらい。既に東京タワーの後ろに太陽が隠れていましたが、サイトロンの方のご厚意で、太陽の見える場所まで移動、見せていただきました。


iPhone のコリメートでパチリ。プロミネンスや表面の模様がコントラスト良く、くっきり見えました。

値段は...コロナドPST+αくらいの様です。

もうすぐ発売。ずっと欲しかったHα望遠鏡。購入確定かな(笑)

紫金山アトラス彗星観測!2024年10月02日

朝早起きしてプチ遠征、紫金山アトラス彗星観測してきました。



固定撮影(2024年10月2日 AM 4:49)
カメラ:Nikon Z7 HKIR改造
レンズ:Sigma Art 135mm F1.8

肉眼では分かりませんでしたが、7x50 の双眼鏡やカメラの液晶画面でもはっきりと見ることが出来ました。久しぶりにはっきりと尾の分かる彗星。

やっぱり星見は楽しいです!


ステラショット3.0h 新機能2024年09月11日

ステラショット3のアップデータ 『3.0h』 がこちら公開されました。大きな機能追加としては、GearBox経由でのフィルターホイールと電動フォーカサーへの対応です。







旧バージョンではグレーアウトしていたそれぞれのGearBoxのラジオボタンが選択できるようになりました。GearBoxの最新ファームウェアもこちら公開されています。利用される方は、同時にUpdateしておいた方が良いと思います。

その他 『3.0h』 では多くのバグ修正がなされている様です。

また、ASIカメラの中でメインとガイドカメラが一体になったASI2600MC pro Duo などのカメラにも対応してる旨、こちらに記載されています。

ちょっと前まではこの記述はなかったような気がしますが、Duo が 『3.0h』 からの対応かどうかは不明です。

ただ、3.0h と前のバージョン 3.0g で面白い違いを発見しました。オートガイドのパルス出力設定の違いです。Duo は持っていませんので、カメラを何も接続せず、オートガイド設定を見てみました。


↑は 3.0hの設定画面。ガイド端子がグレーアウトしています。
※望遠鏡の微動が選択されていないところが気になりますが、ASI2600MC Duo などガイド端子の無いカメラを接続したら自動で設定変更されるのでしょうかね。

↑こちらが旧バージョンの 3.0g の設定画面。ガイド端子が選択できます。

ASI 2600MC Pro Duo などのガイドカメラを搭載したカメラは、ST4互換の、いわゆるガイドポートがありません。このため、ステラショット3から直接望遠鏡に信号を送る、

望遠鏡の微動

でしかオードガイドができません。

このパルス出力設定が、『g』 と 『h』 で異なってますね。こらは、ガイドポートの無い Duo を意識した設定の変更と理解できます。

恐らく、『g』 でもこの設定を変えれば利用できるのではないでしょうかね??ちょっとこの辺は分かりませんが、敢えてgを利用する必要はありませんよね。(^^)


※ちなみに、私がオートガーダーとして利用している ASI290MM や ASI224MC 等はST4互換のガイドポートがあるので、こちらと望遠鏡のコントローラーを接続して、パルス出力を ガイド端子』 にしてオートガイド行います。ST4を使わず、ステラショットから望遠鏡に直接オートガイド制御を行う、望遠鏡の微動』 でもガイドは出来ますが、マニュアルによると、『ガイド端子』 の利用がアストロアーツの推奨となっています。

何はともあれ、Duo もステラショット3で利用できると明記されたのは朗報です。
色んな機能が使えるようになって、便利になってきましたね!

今シーズン初の土星2024年09月10日

夏の間夜になると曇ってしまいなかなか星見が出来なかったのですが、ここにきてようやく夜も晴れるようになりました。

ということで、観測好機の土星の撮影を行いました。9/5に撮影したものです。



随分輪が薄くなりましたね。来年初めには輪を真横から眺める形になるため、一時的に輪っかが見えなくなります。15年に一度の比較的珍しい現象。

でもやっぱり土星は輪が開いていた方が見栄えがしますね。(笑)

久しぶりの観望でしたが、やっぱり星見は楽しいです。


FCT-65D FC-76DP FS-60CP2024年09月05日

先日ご案内した高橋製作所の新望遠鏡ですが、早速情報が出てきました。こちらです。

FCT-65D、FC-76DP、FS-60CP の3本です。

FC-76DPは現行の FC-76DS/DCUと、そして、FS-60CPは現行のFS-60CBと口径、焦点距離とも同じです。光学系は旧製品と同じかな?と思ってますが、今回はフルサイズに対応した専用のレデューサーが準備されています。

この2本に関しては、フルサイズレデューサーに対応するために接眼部を大型化した、という感じでしょうか。

私はFS-60CBを持っていますが、レデューサーは旧タイプにも対応できるのでしょうかね?接眼部を交換すれば対応可能、などあると嬉しいです。

ちなみに、現行の FS-60CB 用のレデューサーはイメージサークルがφ40で、フルサイズ周辺では星像が崩れます。拡大しないと分からないので私はほぼ気にしてませんが(笑)FS-60CBにも対応可能であればレデューサーだけ買うことになりそうな気がします。

今回の目玉はやはり FCT-65D でしょう。

こちらは新設計の3枚玉のフローライトとなっていて眼視、写真とも性能がかなり高そうです。3枚玉ですが、オリジナルはフラットではない様で現行のマルチフラットナー 1.04x に対応と書かれてあります。

FCT-65D
・口径:65mm
・焦点距離:400mm (F6.2) → レデューサー260mm (F4)
                フラットナー 416mm (F6.4)

FC-76DP
・口径:76mm
・焦点距離:570mm (F7.5) → レデューサー365mm (F4.8)

FS-60CP
・口径:60mm
・焦点距離:355mm (F5.9) → レデューサー230mm (F3.8)

FCT-65D、良さそうですね。個人的にはFS-60CB持ってますので購入は無いと思いますが、FCT-76D当たりが出てくると、思わずポチってしまいそうな気がします。(^^)

久々の高性能望遠鏡、楽しみですね。

タカハシ製品ラインナップ2024年09月01日

高橋製作所のWebサイトがリニューアルされましたね。こちらです。
公式 Youtube のサイトはこちら

製品ラインナップも変更されていて、赤道儀が全て姿を消しました。実は2024年4月発行のカタログからは既に無くなっていたので、いずれそうなるんだろうはとは思ってはいました。

市場では軽くて搭載重量の大きい波動歯車タイプの赤道儀が増えてきましたからね。従来のウォームギアタイプの赤道儀、かつ、30万円を超えるクラスの赤道儀は、これから厳しい戦いとなるかもしれません。

先日登場した、Skywatcher の Wave100i / 150i も初回ロットは即完売とか。私もこれから買う赤道儀は特別な理由がない限り全て波動歯車タイプになるのではないかと思います。

ちなみに、4月のカタログでは、大型の反射望遠鏡、Mewlon-250/300 や CCAも掲載がなくなっていますが、Webサイトにはまだ残ってますね。

赤道儀は残念ですが、新しい屈折望遠鏡が出てくるようです。アメリカではFCT-65Dが発表されている様ですのでシルエットもこれでしょうかね。

FCT-65D
・口径:65mm
・焦点距離:400mm (F6.2)

レデューサーを組み合わせると 260mm (F4) となる様です。これを皮切りにより大きな口径のものも出てくるのでしょうか、こちらは楽しみですね。

こちらのブログにも詳しく記載されていますのでご興味ある方はご覧いただければと思います。

AXD ハーフピラー特注製作2024年08月18日

ずっと反射望遠鏡を使ってきたのですが、今回の TOA-150B 購入に伴い、赤道儀(AXD)の位置を高く上げる必要が出てきました。三脚の足を延ばすだけでは不足気味だったのと、長い屈折望遠鏡を振り回すと三脚にぶつかりそうだったため、ハーフピラーの導入を行いました。

当初、純正品を購入しようと思ったのですが、

『高過ぎ!ハーフピラーが10万円!?』 (-_-;)

販売価格を見ても7万円台後半です。

そこで、いつもお世話になっている天文ショップ(スターベースさん)に相談したところ、
☆コスモ工房さんに特注品で製作を頼んでみては?とのこと

早速コンタクトを取り、色々と仕様についてやり取りをした後に製作をお願い。
先日、私だけのオリジナル品が出来上がりました!!


剛性も高く良さそうです。純製のハーフピラーはネジが本体から外れない様に工夫されている様に思いますが、こちらは分離されています。不便と言えば不便ですが、使わないときは三脚側のメスネジに付けておけば紛失の心配はないので、特段問題はありません。


いい感じですね。(^^)

価格は、送料込みで58,500円。純正品に比べてお値段も安く上がりましたが、それ以上に、依頼時のメールでのやり取りが、職人さんっぽくて個人的には凄く好感が持てました。

天文パーツって特殊なものも多く、こんなのあればいいのになぁ』 と思う様なパーツが沢山あったりします。

今回は純正品がある中での依頼でしたが、今後、既製品では対応が取れない様な色々便利な特注品を作ってくれそうな、期待を抱かせてくれる出来でした。

何かあればまた依頼したいと思います。

☆コスモ工房さん、この度は誠にありがとうございました!

紫金山-アトラス彗星(C/2023A3) 続報2024年08月16日

先日こちらで、崩壊が進んでいるようだとお伝えした、紫金山-アトラス彗星(C/2023A3)ですが、崩壊したというのは間違いで、当初の予定通り明るい彗星になる事が期待されている様です。

詳しくはこちらをご確認ください。

先ほどシミュレーターで確認したところ、確かにマイナス等級まで予想等級が明るくなっていることを確認しました。

世紀の大彗星になるとも言われているこの彗星。
ぜひともその素晴らしい姿を見せてほしいですね。

期待して待ちたいと思います。

テレビュー Nagler Type5 31mm 購入!2024年07月13日

最近観測もせず機材調達に走っている気がしますが、ずっと気になっていた、

Nagler Type5 31mm

購入しました。その独特な風貌から 『毒キノコ』 の愛称でと呼ばれているアイピースです。もはやアイピースとは思えない大きさですね。(笑)


根っからのニュートン好きで手持ちはF4クラスの望遠鏡が多く、接眼レンズも短焦点のものが多かったのですが、先日 TOA 150B(F7.3)を入手しましたので購入に踏み切りました。

この組み合わせですと、35倍で瞳径4.2mm、視野角は2.3度となります。どんな宇宙を見せてくれるのか楽しみです。

実は少し前から欲しかったのですが、コロナ禍になってずっと入荷待ち。年初にジスコに確認した際も在庫が無く購入できなかったのですが、先日再び訪問した際、

1個だけありますよ

ということで即決、ようやく購入できました。以前は8万円くらいで販売されていた気がしますが、円安で随分お高くなっていました。

・・・が、いいんです、欲しいのですから!!(笑)

ちなみに、このアイピース、以前訪問した西はりま天文台の2mの望遠鏡でも利用されていました。

やっぱり中焦点はこれなんだな、と思ってました。
どんな世界を見せてくれるのか、TOAと組み合わせた際の観望が楽しみです。(^^)

紫金山-アトラス彗星(C/2023A3)2024年07月12日

今年の秋に明るい彗星になることが期待されていた紫金山-アトラス彗星(C/2023A3)ですが、こちらによると崩壊が進んでいるようです。

私もステラナビゲータで確認をしてみたところ、10月中旬時点で当初の予想の -1等級 → 6等級まで光度が落ちていることを確認しました。

凄く楽しみにしていたので残念なのですが、ま、彗星はこんなものでしょうかね。