いっかくじゅう座ベータ星 ― 2019年06月04日
R200SS + ASI224MC 土星 ― 2019年06月06日
Ginji-300FN + コレクターPH ― 2019年06月09日
R200SS+ASI224MCで惑星撮影を行うようになって、口径不足を感じるようになり、昨年、Ginji-300FNを購入してみました。セレストロンのC11/EdgeHD1100とかなり迷ったのですが、大のニュートン好きということで、結局Ginjiとなりました。
結論から申し上げると、我が家のベランダでの運用はその巨大さから不可能。結局惑星撮影には一度も使っていません・・・。しかも、このGinji、望遠鏡の向きを変えると光軸が狂う(鏡筒がたわむのだと思います)、スパイダーが細すぎて、斜鏡の光軸調整が大変など、噂通りの課題が山積み。
ま、予想したことではあるので、徐々に色々解決方法を模索しつつ、今は眼視と星野写真を楽しんでます。
Ginjiのコマコレクターには、R200SS用で非常に高い性能を発揮するコレクターPHを使っています。
一般的なコマコレクターは2インチ差し込み型なので接続は簡単なのですが、コレクターPHはビクセンの接眼部の裏側にM56ネジで接続する特殊なタイプ。2インチより径が大きく周辺光量の点で有利なのですが、汎用性はないためビクセンの接眼部をGinjiに取り付けることが必要になります。
ということで、私は以下のようなパーツを使って接続しています。
①M77(Ginji接眼部)
②M77/86 カメラ用ステップアップリング
③M86/77 カメラ用ステップダウンリング
④M77/72 カメラ用ステップダウンリング
⑤Borg 7912 M72 → M57 / 60AD
⑥Borg 7460 M60 → M60AD
⑦ビクセン 直焦ワイドアダプター60DX
写真は、Ginji+コレクターPHで撮影したものです。コレクターPH、Ginji-300FNとの組み合わせでも予想通り、良い仕事をしてくれている様です。(^^)
M104 ソンブレロ銀河
望遠鏡:Ginji-300FN + Vixen コレクターPH (1,159mm F3.8)
フィルター:LPS-D1
カメラ:Nikon D7500 (HKIR改造)
ISO:8,000
露出:30秒
ノータッチガイド 30枚をSIで加算平均スタック
M97 ふくろう星雲
望遠鏡:Ginji-300FN + Vixen コレクターPH (1,159mm F3.8)
フィルター:LPS-D1
カメラ:Nikon D7500 (HKIR改造)
ISO:8,000
露出:30秒
ノータッチガイド 59枚をSIで加算平均スタック
M27 あれい状星雲
望遠鏡:Ginji-300FN + Vixen コレクターPH (1,159mm F3.8)
フィルター:LPS-D1
カメラ:Canon EOS Kiss x6i (IR改造)
ISO:1,600
露出:100秒
10枚をSIで加算平均スタック
Ginji + コレクターPH かに星雲 ― 2019年06月12日
Ginji-300FN + コレクターPH NGC891 ― 2019年06月12日
R200SS + ASI224MC 木星 ― 2019年06月17日
5/25-26にかけて撮影した木星です。先にシェアした土星と同じ日に撮影したもので、こちらの方が先に撮影しています。木星を撮影したときはシーイングが悪く、ウネウネ状態でした。
ま、写真はイマイチなのですが、左下に大赤斑が見えてます。そのさらに左横に見えているのは、ガリレオ衛星の中で一番木星の近くを回る衛星、イオです。イオの公転周期は約1.8日。月は約27日ですから随分早いですね。
公転周期がとても短いのでさぞかし木星の近くを回っているのかと思いきや、イオの平均公転半径は41万キロ。対する月は38万キロなので、イオの方が遠い・・・。イオは木星の強大な引力によって、物凄いスピードで木星の周りをまわっているんですね。私も今調べて驚きました。
このイオ、地球以外で初めて火山が観測された星でもあります。木星の強大な引力によって大きく地面がゆがみ、火山活動が起きていると考えられています。面白いですね。
機材はいつもの R200SS + パワーメイト x5 + ASI224MCです。
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