Ginji-300FN + コレクターPH2019年06月09日

R200SS+ASI224MCで惑星撮影を行うようになって、口径不足を感じるようになり、昨年、Ginji-300FNを購入してみました。セレストロンのC11/EdgeHD1100とかなり迷ったのですが、大のニュートン好きということで、結局Ginjiとなりました。

結論から申し上げると、我が家のベランダでの運用はその巨大さから不可能。結局惑星撮影には一度も使っていません・・・。しかも、このGinji、望遠鏡の向きを変えると光軸が狂う(鏡筒がたわむのだと思います)、スパイダーが細すぎて、斜鏡の光軸調整が大変など、噂通りの課題が山積み。

ま、予想したことではあるので、徐々に色々解決方法を模索しつつ、今は眼視と星野写真を楽しんでます。

Ginjiのコマコレクターには、R200SS用で非常に高い性能を発揮するコレクターPHを使っています。

一般的なコマコレクターは2インチ差し込み型なので接続は簡単なのですが、コレクターPHはビクセンの接眼部の裏側にM56ネジで接続する特殊なタイプ。2インチより径が大きく周辺光量の点で有利なのですが、汎用性はないためビクセンの接眼部をGinjiに取り付けることが必要になります。

ということで、私は以下のようなパーツを使って接続しています。

①M77(Ginji接眼部)
②M77/86 カメラ用ステップアップリング
③M86/77 カメラ用ステップダウンリング
④M77/72 カメラ用ステップダウンリング
⑤Borg 7912 M72 → M57 / 60AD
⑥Borg 7460 M60 → M60AD
⑦ビクセン 直焦ワイドアダプター60DX

写真は、Ginji+コレクターPHで撮影したものです。コレクターPH、Ginji-300FNとの組み合わせでも予想通り、良い仕事をしてくれている様です。(^^)


M104-2

M104 ソンブレロ銀河

望遠鏡:Ginji-300FN + Vixen コレクターPH (1,159mm F3.8)
フィルター:LPS-D1
カメラ:Nikon D7500 (HKIR改造)
ISO:8,000
露出:30秒
ノータッチガイド 30枚をSIで加算平均スタック


M97-2

M97 ふくろう星雲

望遠鏡:Ginji-300FN + Vixen コレクターPH (1,159mm F3.8)
フィルター:LPS-D1
カメラ:Nikon D7500 (HKIR改造)
ISO:8,000
露出:30秒
ノータッチガイド 59枚をSIで加算平均スタック


M27

M27 あれい状星雲

望遠鏡:Ginji-300FN + Vixen コレクターPH (1,159mm F3.8)
フィルター:LPS-D1
カメラ:Canon EOS Kiss x6i  (IR改造)
ISO:1,600
露出:100秒
10枚をSIで加算平均スタック