タカハシ製品ラインナップ2024年09月01日

高橋製作所のWebサイトがリニューアルされましたね。こちらです。
公式 Youtube のサイトはこちら

製品ラインナップも変更されていて、赤道儀が全て姿を消しました。実は2024年4月発行のカタログからは既に無くなっていたので、いずれそうなるんだろうはとは思ってはいました。

市場では軽くて搭載重量の大きい波動歯車タイプの赤道儀が増えてきましたからね。従来のウォームギアタイプの赤道儀、かつ、30万円を超えるクラスの赤道儀は、これから厳しい戦いとなるかもしれません。

先日登場した、Skywatcher の Wave100i / 150i も初回ロットは即完売とか。私もこれから買う赤道儀は特別な理由がない限り全て波動歯車タイプになるのではないかと思います。

ちなみに、4月のカタログでは、大型の反射望遠鏡、Mewlon-250/300 や CCAも掲載がなくなっていますが、Webサイトにはまだ残ってますね。

赤道儀は残念ですが、新しい屈折望遠鏡が出てくるようです。アメリカではFCT-65Dが発表されている様ですのでシルエットもこれでしょうかね。

FCT-65D
・口径:65mm
・焦点距離:400mm (F6.2)

レデューサーを組み合わせると 260mm (F4) となる様です。これを皮切りにより大きな口径のものも出てくるのでしょうか、こちらは楽しみですね。

こちらのブログにも詳しく記載されていますのでご興味ある方はご覧いただければと思います。

FCT-65D FC-76DP FS-60CP2024年09月05日

先日ご案内した高橋製作所の新望遠鏡ですが、早速情報が出てきました。こちらです。

FCT-65D、FC-76DP、FS-60CP の3本です。

FC-76DPは現行の FC-76DS/DCUと、そして、FS-60CPは現行のFS-60CBと口径、焦点距離とも同じです。光学系は旧製品と同じかな?と思ってますが、今回はフルサイズに対応した専用のレデューサーが準備されています。

この2本に関しては、フルサイズレデューサーに対応するために接眼部を大型化した、という感じでしょうか。

私はFS-60CBを持っていますが、レデューサーは旧タイプにも対応できるのでしょうかね?接眼部を交換すれば対応可能、などあると嬉しいです。

ちなみに、現行の FS-60CB 用のレデューサーはイメージサークルがφ40で、フルサイズ周辺では星像が崩れます。拡大しないと分からないので私はほぼ気にしてませんが(笑)FS-60CBにも対応可能であればレデューサーだけ買うことになりそうな気がします。

今回の目玉はやはり FCT-65D でしょう。

こちらは新設計の3枚玉のフローライトとなっていて眼視、写真とも性能がかなり高そうです。3枚玉ですが、オリジナルはフラットではない様で現行のマルチフラットナー 1.04x に対応と書かれてあります。

FCT-65D
・口径:65mm
・焦点距離:400mm (F6.2) → レデューサー260mm (F4)
                フラットナー 416mm (F6.4)

FC-76DP
・口径:76mm
・焦点距離:570mm (F7.5) → レデューサー365mm (F4.8)

FS-60CP
・口径:60mm
・焦点距離:355mm (F5.9) → レデューサー230mm (F3.8)

FCT-65D、良さそうですね。個人的にはFS-60CB持ってますので購入は無いと思いますが、FCT-76D当たりが出てくると、思わずポチってしまいそうな気がします。(^^)

久々の高性能望遠鏡、楽しみですね。

今シーズン初の土星2024年09月10日

夏の間夜になると曇ってしまいなかなか星見が出来なかったのですが、ここにきてようやく夜も晴れるようになりました。

ということで、観測好機の土星の撮影を行いました。9/5に撮影したものです。



随分輪が薄くなりましたね。来年初めには輪を真横から眺める形になるため、一時的に輪っかが見えなくなります。15年に一度の比較的珍しい現象。

でもやっぱり土星は輪が開いていた方が見栄えがしますね。(笑)

久しぶりの観望でしたが、やっぱり星見は楽しいです。


ステラショット3.0h 新機能2024年09月11日

ステラショット3のアップデータ 『3.0h』 がこちら公開されました。大きな機能追加としては、GearBox経由でのフィルターホイールと電動フォーカサーへの対応です。







旧バージョンではグレーアウトしていたそれぞれのGearBoxのラジオボタンが選択できるようになりました。GearBoxの最新ファームウェアもこちら公開されています。利用される方は、同時にUpdateしておいた方が良いと思います。

その他 『3.0h』 では多くのバグ修正がなされている様です。

また、ASIカメラの中でメインとガイドカメラが一体になったASI2600MC pro Duo などのカメラにも対応してる旨、こちらに記載されています。

ちょっと前まではこの記述はなかったような気がしますが、Duo が 『3.0h』 からの対応かどうかは不明です。

ただ、3.0h と前のバージョン 3.0g で面白い違いを発見しました。オートガイドのパルス出力設定の違いです。Duo は持っていませんので、カメラを何も接続せず、オートガイド設定を見てみました。


↑は 3.0hの設定画面。ガイド端子がグレーアウトしています。
※望遠鏡の微動が選択されていないところが気になりますが、ASI2600MC Duo などガイド端子の無いカメラを接続したら自動で設定変更されるのでしょうかね。

↑こちらが旧バージョンの 3.0g の設定画面。ガイド端子が選択できます。

ASI 2600MC Pro Duo などのガイドカメラを搭載したカメラは、ST4互換の、いわゆるガイドポートがありません。このため、ステラショット3から直接望遠鏡に信号を送る、

望遠鏡の微動

でしかオードガイドができません。

このパルス出力設定が、『g』 と 『h』 で異なってますね。こらは、ガイドポートの無い Duo を意識した設定の変更と理解できます。

恐らく、『g』 でもこの設定を変えれば利用できるのではないでしょうかね??ちょっとこの辺は分かりませんが、敢えてgを利用する必要はありませんよね。(^^)


※ちなみに、私がオートガーダーとして利用している ASI290MM や ASI224MC 等はST4互換のガイドポートがあるので、こちらと望遠鏡のコントローラーを接続して、パルス出力を ガイド端子』 にしてオートガイド行います。ST4を使わず、ステラショットから望遠鏡に直接オートガイド制御を行う、望遠鏡の微動』 でもガイドは出来ますが、マニュアルによると、『ガイド端子』 の利用がアストロアーツの推奨となっています。

何はともあれ、Duo もステラショット3で利用できると明記されたのは朗報です。
色んな機能が使えるようになって、便利になってきましたね!