GP2 自動導入化!2016年04月29日

GP2の自動導入化を行いました。ビクセン純正のStar Book Type-Sは既に販売終了となっていますので、Sky Watcher EQ5GOTOアップグレードキットを利用しました。EQ5GP2のコピーとも言われている仕様のよく似た赤道儀で一部加工が必要ですが、問題なく取り付け可能です。

SynScsn

既にビクセン純正の両軸モーター(MT-1WT)とDD-3コントローラは持っていたのですが、こちらは利用できませんので入れ替えとなります。ちなみに、GP2の自動導入としては、ビクセンよりStar Book-Type Sが販売されていましたが、かなり前に販売収束。このため、現在では中古で入手するか、今回の私の様に、社外品を利用するということになります。違いは、

・Star Book-Type S

DCモーター

GUI表示

・EQ5 GOTO アップグレードキット

 ステッピングモーター

 テキスト表示

 ポーラアラインメント付き!


です。中古で純正・・・、とも考えたのですが、既にStar Book、Star Book Tenは持っていますので、今後のためにビクセン以外の自動導入も使ってみたかったのと、ステッピングモーターである点、ポーラアラインメントの仕様に惹かれ、EQ5の方を購入してみました。

部品はこんな感じです。

部品


ギア部分です。

ギア

↓入れ替え前のMT-1WT(赤緯側)です。

WT-1

↓入れ替え後の赤緯側です。

EQ5


↓入れ替え前のMT-1WT(赤経側)です。

WT-2


↓入れ替え後の赤経側です。


EQ5-2

ここまでは簡単に出来たのですが、ここからが少し課題でした。左側に付いている黒い部品、これがモーターを覆うカバーなのですが、EQ5とGP2で若干赤道儀の太さが異なるようで、キッチリ締まらないのです・・・。
手としては、この黒い部品を加工するか、純正の青いケースを加工して利用するかと言うことになりますが、私は青い部品を再利用することにしました。具体的には、ケース向かって左側に16mmの穴を開け、そこに赤緯側と接続するためのコネクターを固定しました。

こんな感じです。綺麗に仕上がりました!

3029

ちなみに、下側は、元々空いている穴(ちょっと大きめですが)を利用して、コントローラーケーブル用のコネクターを固定しています。

Complete

Synscan

ポーラアラインメント仕様のGP2完成です!!
すっきりしないお天気が続いていますが、使用できる日が楽しみです!!

GP2 自動導入用のポータブル電源2016年04月30日

車で行けないような所にも手軽に持って行ける携帯性に優れたところがGP2赤道儀の大きな特徴のひとつだと思いますが、自動導入化するにあたって、心配事の1つが、実は電源でした。ステッピングモーターを採用したEQ5 GOTO アップグレードキットは最大電流値が高く、乾電池程度の軽いポータブル電源で動作しないのではないか・・・? というのが最後の最後まで引っかかっていたところでした。実際、必要なACアダプタの仕様を確認すると、2Aは超えると思われる節があります。12V-2A超えを余裕でまかなえるようなポータブル電源ってあるのか。

ここに答えを与えてくれたのが、PS-18000です。


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ジャンプスターターというカテゴリに入る物で、本体670gですので単一電池5本分程度。元々、車のバッテリーあがりに対応する事を主目的とする物で、私が利用したい12V外部出力はどちらかというと本製品の拡張機能の1つなのですが、驚くことに、10Aも取ることが出来ます。

十分十分。(^^)

同じカテゴリで価格が数分の1という安価な物も沢山あったのですが、12V外部出力の最大電流値が2A程度の物や、そもそも最大電流値が不明な物も多く、高価ですがこちらにしてみました。

購入後、GP2 + EQ5 GOTO で動作テストしてみましたが、高速導入も全く問題ありませんでした。このサイズでこの性能は素晴らしいですね!

あとは連続稼働時間ですが、こちらは実際に試してみたいと思います。