久しぶりの天体写真撮影 ― 2025年05月02日
最近眼視観測にはまっていたのですが、久しぶりにガッツリ天体写真の撮影を行ってみました。対象は、私が天体写真の進捗を図るためのベンチマークとしているM51子持ち銀河です。(^^)
望遠鏡:Ginji 300FN + エクステンダーph(fl=1,708mm F5.6)
カメラ:ASI 2600MC (Gain100 -20℃)
フィルター:LPS-D1
赤道儀:AXD + ステラショット3
撮影条件:300秒 x 12枚
画像処理:SI10 ホット/クールピクセル除去、コンポジット、オートストレッチ、デジタル現像処理、レベル調整など
条件の良い夜空では、30cm での眼視観測でもうっすらと渦を巻く様子が確認できます。20cmと比較すると、やっぱり口径の大きな30cmの価値があらためて確認できます。
最近は高性能屈折望遠鏡が流行ってますが、銀河撮影にはやはり、口径がものを言います。
久しぶりに天体写真に没頭しました。この日はM13とM57も撮影。
やっぱり星見は楽しいです!!
Ginji300FN のEAF化 ― 2025年05月11日
Ginji 300FN に ZWO の EAF を取り付けました。
手持ちの Ginji の接眼部は EAF に対応してなくて、いつも手動でピント合わせを行っていたのですが、これってやっぱり面倒。何とか取り付ける方法はないものかと調べていたところ、何と、最近販売されているGinjiが EAF 対応になっているとのこと!
ただ、EAF 対応接眼部のパーツ販売はされていないように見えます。そこで、笠井トレーディングに問い合わせたところ、
1. パーツ販売も可能だが3万円を超える
2. ただし、同一の接眼部を持つ大型 RC などの注文の際、接眼部をアップグレードする人がいると余ったパーツとして安価で販売可能
さらに、
『ちょうど今、2に該当する人がいて今週末にRCが入荷します。ご要望の EAF 対応の接眼部を安価で提供できますがどうしますか?』
と言われ・・・、勿論買います、と即回答。(^^)
こちらが旧接眼部。
こちらが新接眼部。形状が少し四角くなっているのと、EAF取付用のねじ穴が追加されているところがぱっと見異なります。
で、取り付けてみました。
取付も動作も特に問題ありませんでした。これでGinji 300FNを使った撮影も手軽に行えるようになります。(^^)
一度この手のパーツを使うと手動には戻れないですよね。DSOだけではなく、惑星撮影の際にも大いに活躍してくれそう。
楽しみです。
M13 ― 2025年05月12日
我が家の巨砲、Ginji 300FN を使って 4/30に撮影した M13 です。
球状星団は大きな望遠鏡で撮影すると内部まで分解して迫力がありますね。逆に、明るさの違いが大きく、実は少し苦手意識があったのですが画像処理も少しは進歩したようです。(笑)
もう少しオレンジに光る星々があるような気がします。そういった意味で、少し色合いが寂しいでしょうかね。次回はフィルターなしで撮影してみたいと思います。
望遠鏡:Ginji 300FN + エクステンダーph(fl=1,708mm F5.6)
カメラ:ASI 2600MC (Gain100 -20℃)
フィルター:LPS-D1
赤道儀:AXD + ステラショット3
撮影条件:300秒 x 11枚
画像処理:SI10 ホット/クールピクセル除去、コンポジット、オートストレッチ、デジタル現像処理、レベル調整など
Sky Watcher DOB GOTO16 購入! ― 2025年05月29日
Sky Watcher のキャンペーンで、DOB GOTO 買いました!
勿論一番大きい奴、40 cm モデルの
DOB GOTO 16 Wifi です。
キャンペーンの一台限りを購入したのは私です。(笑)
そのデカさと重さに四苦八苦。
一人での組み立ては無理かな?と何度か諦めかけましたが、工夫を凝らし、何とか一人でくみ上げることが出来ました。
最初の難関が、セルに取り付けたミラーの筐体への組付け。
マニュアルには、筐体を逆さまにして組付けて、イイね、になっているのですが。(笑)
これ凄く重いんです。
持ち上げること自体は出来ますが、その後、空中で逆さまにして、筐体にぶつからないように数センチをコントロールしながら入れ込むのは一人ではとても無理だと思いました。
『Sky watcher よ、俺には無理だ』
ということで、色々考えた結果、鏡筒本体をGinji 300FN設置用に自作した治具(上の写真で木の固定具)の上に置き、床に置いたミラーを90度傾けて鏡筒にぶつけないように組付けました。
冷や汗かきました。😅
先々、ミラー洗浄の時はどうしよう?とは思いましたが、今はとりあえず先送り。ま、そのうち慣れてくるとは思います。
鏡筒を架台に乗せるのも一苦労。ミラーの搭載された重い鏡筒を架台のアリ型まで持ち上げて組付けるのは、こちらも、
『これは、一人じゃ無理』
と何度も諦めかけました。ちょうどよい高さの机があったのでそこに仮置きしたうえで、架台を寄せて何とか組み付けることが出来ました。
組み上げた後、外せるのかな?と思って持ち上げてみましたが、何とかなりそうです。
ま、最初はなんでも難しく感じるものなんだなと思います。
組み上げた後、不思議に思ったことが一つ。
40cmモデルなので、直立すると2m近くある大きなものなのですが、デフォルトだと接眼部が鏡筒の斜め上に向いていて付いているんです。
これだと30度以上の対象を見る際に脚立が必要・・。
『何で上向きに付いているんだろ?』
これ何とかならないかな。と考え、接眼を構成する鏡筒前方部分を右回りに45度回転させ、真横を向くように変更しました。
デフォルトの接眼部の位置。斜め45度上向きに設置されています。
真横に変更しました。
これで高度60度くらいまでは脚立なしで覗けるようになります。(私の身長は165cmくらいです)
変更後、光軸もバッチリ調整しました。
調整器具は、いつもの、HOTECHレーザーコリメーターです。2インチの差込口に均等かつがっちり固定できるとても信頼できる機材です。国内では販売していなかったので、海外から個人輸入しましたが、買ってよかった機材の一つです。
大きく重い機材ですが、組み上げた後に自由に動かせるように Amazon でキャスターを購入し、架台下部分に取り付けてあります。これはとても便利で、観測場所に運ぶ手間が相当に省けそうです。
実は、購入当初は、これで、ベランダのドアから出し入れしようと思っていたのですが、この丸いパーツの直径が 85cm あるんです。で、引き違いの窓から出せないことが判明。💦
皆さん、40cm は想像以上に重く、デカいです。(笑)
色々考えたのですが、Telegizmos のカバーを掛けて、ベランダに常設するのが良いかなと考えています。
手持ちのT3R6モデルをかけてみたところ、直立だと下まで届かなかったのですが、30度くらい傾けたところ、丁度下まで収まりました。これで重機材も手軽に運用できそうです。(^^)
なかなか晴れないですが、ファーストライトが楽しみ。
M13などの球状星団やM51などの銀河、M57やM27などの惑星状星雲をを見てみたいです。凄いものが見えそう。
次回の星見が楽しみです。
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