接眼レンズ その52013年02月20日

R200SSとLV2.5mm/ NLV4mm/ NLV10mm/ LVW22mmで観測を始め、この望遠鏡ではこんな感じに見えるんだ、これ以上見るためには望遠鏡を変えないといけないんだと思い始めた頃、大きな転機が訪れます。きっかけは、2010年に初めて参加した胎内星祭りです。そこで、こんな物を見つけてしまいます。
 
NAV
 ※ニコンビジョン http://www.nikonvision.co.jp/products/dl/catalogue/nav-nav.pdf

当時、ニコンが接眼レンズで天体望遠鏡の市場に復帰したことは知ってましたが、それは見かけ視界72度のSWシリーズ。これは102度ということで、SWとは違うようです。そももそ広視界接眼レンズをLVWの65度程度でしか理解していなかった私にとって、この102度という数字自体、異次元で理解不能です。

”えっっ、ひゃっ、ひゃくにど?、102度?、102度・・・”

何度もつぶやいていると、ニコンビジョンブース担当の方が、よろしければ資料お持ち下さいとのこと。

”こっ、これ、未発売ですよね?、値段は?”

との無理な問いかけに、価格は申し上げられませんが、対抗は意識していますよ、とのこと。対抗って?そんな接眼レンズがあったのか??

凄いものがあったもんだ、と感心しながら他のブースを見学していると、

”イーソスとニコンの新しいアイピースの見比べやりまーす“

とのこと。行ってみると、2台のTOA130にそれぞれイーソスとNAV-HWがセットされており、早速覗かせてもらいました。周辺像は・・・、とか、中心像は・・・、などと周りでは比較論に花が咲いていますが、両者とも一度では見渡しきれない見かけ視界の広さと、TOAの光学性能も相まった素晴らしい星像。私にとって全く経験のしたことがない驚愕の世界でした。

そのようなすごい体験をして、初参加の胎内星祭りは終了しました。

そして、その熱冷めやらぬ同年10月、上記ニコンのNAV-HWが発売になります。注目の価格は売値で9万円程度。2万数千円のLVW22mm購入の際、清水の舞台から飛び降りた私にとってもはや接眼レンズの値段ではありません。

ははは、買えないね。

その一言で片付いてしまいました。・・・、しかしそれでは終わらないんですよね。ということで、また次回。

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