QHY5-IIM+ミニガイドスコープ+ステラショット導入! ― 2017年01月05日
ひと月ほど前に新しいオートガイダーを購入しました、QHY5-IIM+ミニガイドスコープ+ステラショットです。以前はセレストロンのNexGuide+Borg77EDIIを使っていましたが、以下のような問題があり、大変苦労していました。
・ガイドに利用できる星は6等星くらいまででガイド星を探すのが大変
・天頂付近の撮影の場合、NexGuideの画面を見ながらの操作が辛い
・ガイド鏡の固定が良くないと星が流れる(天頂付近は良いが低空は駄目)
つまり、オートガイダーの意味無し・・・
・撮影対象を変えるたびにキャリブレーションが必要
などなど
上記もあり、実質ほとんどまともなガイドが出来ずにいました。
もともとPCレス(電源や机などの準備が不用)に惹かれてNexGuideを導入したのですが、よくよく考えると今時、USB充電の出来るWindowsタブレットもあります。ということで、PCレスにこだわる必要は無い!と思い直し、思い切って導入してみました。
導入した機器は以下の通りです。
オートガイダー:QHY5-IIM
ガイド鏡:ミニガイドスコープ(QHY5-IIシリーズ用)
焦点距離 130mm、F4.3
ソフトウェア:ステラショット1.5b
PC:DG-D10IW3S (ドスパラのATOM Windows10 タブレットです)
ガイド鏡の写真です。非常にコンパクトで、さらに望遠鏡との固定部分がビクセンのファインダー用のアリミゾ互換となっています。つまり、R200SSに付属のファインダーと入れ替えでこれを付ければガイド鏡になる・・・、何て簡単な設置法!!今までの苦労(マルチプレート設置、ガイド鏡設置、ガイド鏡とR200SSの光軸合わせ、ガイド鏡含めたバランス調整 ...etc)が嘘みたいです。

購入当初、R200SS(800mm)のガイドが本当にこんな130mm程度で出来るのか??と、半信半疑でした。しかしそのような心配は無用でした。
先日朝霧高原で試してみたのが、このあたりの写真です。全ての写真でガイドミスは全く感じられませんでした。以下使ってみての感想です。
・コンパクトで設置が極めて簡単(ファインダーと入れ替えるのみ)
・CCDの感度が非常に高いのでどこに向けてもガイド星が簡単に見つかる
ガイド鏡の向きの修正は不要
・ステラショットは最高に使い勝手がよい
・望遠鏡、カメラ、オートガイダーを1つのソフトでコントロール出来る
・キャリブレーションは基本的に最初の1度だけで良い
撮影対象ごとにやる必要はない
・導入誤差を写真とのマッチングから自動修正する機能が秀逸
・赤道儀の追尾誤差とオートガイダーの作動に対する視認性が極めて良い
写真に影響を与える誤差とオートガイダーによる修正がリアルタイムに分かる
※赤道儀はAXDです。
などなど非常に使いやすいシステムです。それなりに高価ではありますが、私は今まで苦労してきただけに、価格以上の価値を感じました。もっと早く買っておけば良かったです。(^^)
また、夜明け間際にテスト的に撮影した、R200SSにバローを付けた2,000mm程度のガイドにおいても、ガイドミスは見当たりませんでした。聞くところによると、オートガイダーにもよりますが、ガイド鏡の20倍程度の焦点距離のガイドも可能なケースもあるとのことです。130mmですので、2600mmまでいけるんでしょうかね。このあたりにもそれを伺わせる記述があります。今回使った感触では十分いけそうな気がしています。凄いですね。
良い相棒を手にすることが出来ました。
残るは、腕か・・・。こちらは徐々に。(^^)
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://coral-hiro.asablo.jp/blog/2017/01/05/8303506/tb
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。