ステラショットとスターブックテン ― 2017年01月06日
ステラショット+スターブックテン(以下SBT)、凄く便利なのですが最初の利用で、”あれっ?”と思った点がありましたので下記します。アライメントについてです。通常単独でSBTを使用する際には、ホームポジションから、いくつかの星を導入し、アライメントを行うと思います。
いつものこの感じで、このアライメント終了後、ステラショットに接続すると・・・、何とアライメント情報がSBTから削除されていたのです!!ステラショット接続直後に導入精度が極端に落ちたのですぐに気付いたのですが、ちょっととまどいました。
ステラショットには、写真を撮ってデータを照合し、導入誤差を修正する(導入した星を真ん中に導く)機能もあり非常に便利なのですが、アライメント前の赤道儀の状態など、あまりに目的の星とずれていると修正できない様でどうしたら良いのかと。
マニュアルを見てみたのですが記述がないようですのでテストしてみました。
ステラショットとSBTを使う場合は、以下の手順で行うと良い様です。
一言で言いますと、ステラショットの「導入」タブにある、「同期」ボタンが、SBTでの「アライメント」と同義です。SBTに慣れた方ならこれだけで理解できる気もしますが、念のため手順を下記します。(^^)
なお、今回テストを行ったのは、SBT Firmware 4.2 ステラショット 1.5bです。
1. 赤道儀をホームポジションに設定し電源を入れSBTでスコープモードまで進める
(いつもの通りです)
2. ステラショットの「接続」ボタンを押し、ステラショットとSBTを接続する
3. ステラショットの「導入」タブで「天体検索」を行いアライメント対象の星を見つける
4. ステラショットで「導入」ボタンを押して対象の星を導入する
5. ステラショットの「微動」 の場所にある上下左右の矢印を押して、天体を真ん中に導入する
6. 真ん中に導入されたことを確認し、「同期」ボタンを押す
6を実施すると、SBTにもアライメント情報として記録されます。「同期」操作は、まさにアライメント操作ですね。通常のアライメント同様、3~6を繰り返すと導入精度が上がります。
ある程度導入精度が上がれば、ステラショットが自動で実施してくれる「導入補正」が使えるようになりますので、5、6の作業が自動化できます。
ステラショットとスターブックテン、とても便利です。CanonとNikon以外のカメラ(最近流行のZWOなど)にも対応してくれると最高なのですが、ま、それは今後の期待として楽しみに待つことにします。
ステラショットには体験版もありますので、気になる方は是非使ってみてください。
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