TELESCOPIUS + ASI Air Pro ― 2022年01月27日
ASI Air Pro の便利な使い方ご紹介します。
ASI Air Pro って凄く便利なのですが、1つ不満だったのは、
『星図による導入が出来ない事』
例えば、くらげ星雲 をASI Air Pro で導入すると、ど真ん中にくらげ星雲が入ります。ま導入としては当然なのですが、クラゲから広がる星雲も撮りたいんですよね。そうすると、これらが入るように導入と構図の確認を何度か行って、そして撮影。。。
結構面倒ですよね。不器用な私はそれだけで多くの時間をロスしていました。で、先日、遠征した先で良い物教えてもらいました。遠征で諸先輩に教えてもらえる事って本当に貴重なものが多いです。お会いした皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。😊
教えていただいたのは、TELESCOPIUS というサイトです。ググっても日本語での解説が全然見当たらないので、では私が、ということでご紹介します。(^^)
このサイトはグラフィカルな星図と、その位置情報を提供しています。その情報をそのままテキストで ASI Air の Plan にコピーすることにより、自分の好きな場所へ自動導入して撮影が出来ます。
さらに、モザイク撮影もできます!!
では、私が実施した方法をIC443 くらげ星雲を例にとって紹介します。
<準備>
・ASI Air Pro にカメラを接続して有線ポートを宅内LANに接続
カメラを接続しないとPlanが作れないため。(撮影に使うものと同じである必要はありません)宅内LAN接続にしたのは、ASI Airとインターネットを両方同時に使いたいからという理由です。
・iPAD を宅内LANに接続
・iPAD で ASI Air アプリを立ち上げて ASI Air Pro に接続
<TELESCOPIUS との連携>
・TELESCOPIUSのサイトを iPAD のブラウザで開く
・IC443を検索
・下にスクロールして望遠鏡の焦点距離とカメラのセンサーサイズを入力
今回はR200SS+コレクターPH用に 760㎜ とフルサイズのセンサー情報を入力
・黄色のスライドバーを使って画角を好きな方向に回転。
・撮影したい構図に星図を移動します。良い感じですね。
・構図が決まったら、モザイク設定アイコンをクリック。今回はモザイク撮影は行わないので、1x1として、『copy CSV』 をクリック。
・ASI Air アプリを開いて 『Plan』 作成画面を開き、Inport アイコンをクリック
・コピーされた情報を貼り付けて、Importをクリック
・新規 Plan の編集画面となるので、通常の撮影条件を追加
以上で完了です!
モザイクの場合は、枚数と重なり具合(15%が推奨の様です)を指定して、同様に作成すればOKです。Plan は下の通り枚数分出来上がります。
未だプラン作成しただけで撮影は行ってませんが、多分これで行けると思います。家で星図見ながら作成できるので現地での作業が凄く楽になりそうです。
皆さんもぜひ使ってみて感想聞かせてください!(^^)
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