NGC281 パックマン星雲 ― 2022年12月27日
先週末朝霧高原まで遠征した際撮影した通称『パックマン星雲』 NGC281です。私には全然パックマンに見えないのですが。(笑)
この星雲はカシオペヤ座にありますが、この辺りは天の川銀河の中にあるので夏ほど派手ではありませんが散光星雲や散開星団など沢山あってとても賑やか。
パックマンの他、ライオン、クワガタ、シャボン玉、?マーク、など個性的な散光星雲がひしめいていて、私の好きな領域です。結構淡いところまで写ってくれました。
望遠鏡:R200SS +コレクターph + NBZ フィルター
赤道儀:AXD + ASI Air Pro (Rev. 2.0)
カメラ:ASI 2600MC (Gain100 -20℃)
撮影条件:450秒 x 12枚
画像処理:SI9 ホット/クールピクセル除去、コンポジット、オートストレッチ、デジタル現像処理、レベル調整、スターシャープ処理など
NGC7822 クエスチョンマーク星雲 ― 2022年11月28日
久しぶりに晴れた新月期の週末、遠征を楽しみました。
この日は昼間に雨が降り、夕方までドン曇り。本当に晴れるのかしら、と思いながらSCWの20:00~快晴!の雲予報を信じて2時間の遠征に出かけました。
このため、着いたのが20:30。例によってあれやこれや電装品などセットアップに1時間。撮影は22:00~となりました。曇りでも、機材くみ上げのためもう少し早く現地に到着すべきでした。(笑)
この日の狙いはNGC7822 クエスチョンマーク星雲と Sh2-240 スパゲッティ星雲。両方とも大きいので、FS-60CBでの撮影に取り組みました。
まずは、『NGC7822 クエスチョンマーク星雲』 です。
この星雲面白いですよね。ちょうどいい位置に『点』があります。こんな偶然。(^^)
初めて撮影しましたが、結構淡いところまで写ってくれたかなと思います。カブリ補正をうまくやればもう少し綺麗になると思いますが面倒で・・・、ということで取り急ぎ。(笑)
望遠鏡:FS-60CB +C0.72xレデューサー + NBZ フィルター
赤道儀:AXD + ASI Air Pro (Rev. 2.0)
カメラ:ASI 2600MC (Gain100)
撮影条件:600秒 x 8枚
画像処理:SI9 ホット/クールピクセル除去、コンポジット、オートストレッチ、デジタル現像処理、レベル調整、周辺減光処理、スターシャープ処理など
最近この手の星雲撮影にはデフォルトでNBZ入れていますが、光量も下がるので撮影に時間がかかってしまってます。淡い対象には非常に効果が高いのですが、比較的明るい星雲には使わない方が良いですよね。いつか時間のある時に、普通の光害カットフィルターと撮り比べしたいな・・・、と思ってます。
皆既月食+天王星食 2022 ― 2022年11月14日
皆既月食+天王星食 ― 2022年11月09日
9/26 土星 ― 2022年10月11日
9/26 の夜に撮影した土星です。この日のメインである『衛星ミマスの観測』終了後、本体の撮影を行いました。
シーイングがとても良い日で、写りも良かったのですが、ADCの設定ミスでちょっと大気分散の影響が残っているのが残念。久しぶりの撮影だったので・・・、と言い訳。次はしっかり撮ります。(^^)
・望遠鏡:R200SS+Powermate x5
fl=6,500mm (F32.5) 程度
・カメラ:ASI462MC + ADC + IRカットフィルター
・撮影ソフト:Firecapture
Duration=180s
FPS (avg.)=10
ROI=1936x1096
Shutter=100.0ms
Gain=288 (48%)
・Processsing:
AS!3 30% Stack
Registax6 Wavelet
5Set WinJUPOS De-Roration合成
衝の木星 ― 2022年10月10日
9/27、衝の日の AM1:00 くらいに撮影した木星です。
『衝』 という現象は、地球の外惑星(火星、木星、土星、天王星、海王星)が地球から見て、太陽のちょうど反対側に来る瞬間で、地球に最も近づく瞬間でもあります。
シミュレーターによると、この日の木星は 『-2.9等星』。
ま、元々明るいのでそんなに凄いとは思いませんでしたが。(^^)
この日は凄く気流が安定して、木星の模様をはっきり撮ることが出来ました!
今までで一番良く撮れたような気がします。
望遠鏡はいつものR200SSです。散光星雲から惑星まで、眼視も撮影もオールマイティにこなす本当に良い望遠鏡です。
・望遠鏡:R200SS+Powermate x5
fl=6,400mm (F32) 程度
・カメラ:ASI462MC + ADC + IRカットフィルター
・撮影ソフト:Firecapture
Duration=120s
FPS (avg.)=40
ROI=1936x1096
Shutter=13.91ms
Gain=296 (49%)
・Processsing:
AS!3 50% Stack
Registax6 Wavelet
7Set WinJUPOS De-Roration合成
Topaz Denoise AI処理
土星 2022 ― 2022年09月28日
ミマス捉えました!! ― 2022年09月27日
やりましたー!!!
昨日は土星の衛星、ミマスと格闘していました。今シーズン初の惑星の本格観測でしたが、シーイングも良く、2年越しでその姿をようやく捉えることが出来ました。
写真は土星とその衛星たちです(2枚目は中央部拡大)。ミマスは13等星で他の衛星より暗く、さらに土星本体に近いため難度が高く難しかったのですがようやく捉えることが出来ました!!
拡大率を上げた写真もあるのでもっと良く写ったやつもあるかも。
楽しみです。(^^)
P.S.
早速別の写真を処理してみました。こちらの方が綺麗に撮れてます。ミマス、良く写っていて嬉しいです!!
写真だけでなく、電子観望のPCモニター上でもチラッ、チラッと見えていたんです。ようやく見ることが出来ました!
(10/10 データ追記:最後の写真)
・望遠鏡:R200SS+Powermate x2 ??(記憶が少しあいまいです)
fl=1,600mm (F8)
・カメラ:ASI462MC + IRカットフィルター
・撮影ソフト:Firecapture
Duration=180s
FPS (avg.)=10
ROI=1936x1096
Shutter=100.0 ms
Gain=300 (50%)
・Processsing:
AS!3 80% Stack
Registax6 Wavelet
(10/18追記)
ハイペリオンと記述した写真ですが、よくよく調べてみたところ、『恒星』でした。下のシミュレーションは当日のステラナビゲータ11による土星と衛星、そして、今回写り込んでいた恒星(11.6等級)を示しています。
※ステラナビゲータ11よりキャプチャ
ハイペリオンは14等級で、写真では写っていません。ステラナビゲータ11を標準インストールしていたため、恒星が表示されていませんでした。
改めて訂正します。
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