電子観望のスマホ配信 ― 2020年10月05日
今日も曇天。ということで、また機材の話。ただ、今回は、ちょっとパソコン寄りのお話です。
以前、eVscope について書きました。この製品、電子観望専用ですが、単に電子ビューファインダーを覗くだけではなく、その画像を最大5台のスマホにシェアできるらしいのです。
これを、普通の望遠鏡とPCで実現する方法について書いてみたいと思います。
星空観望会で電子観望のデータを参加者のスマホに配信出来れば盛り上がりそうですよね。ということで。(^^)
ベースはこちら(外部サイトへのリンクです)の方法を利用します。技術的には、ZWOなどのWebカメラのデータをPC経由でスマホにストリーミング配信する感じです。
配信側
PC:Windows10
カメラ:ASI462MC
Driver:通常のASIデバイスドライバーとDirectShowDriver
Software:OBS Studio
受信側
スマホ:VLC (iPhone / Android)
※DirectShowDriverはOBSからWebカメラとして直接ZWOの画像データを取得する場合に必要となります。その他の方法として、FirecaptureでまずZWOの画面取得を行い、そのFirecaptureの画面をOBSでシェアする場合にはこのドライバーは必要ありません。
なお、OBSとVLCの設定は基本的に上記した外部リンクの方法大丈夫なのですが、配信先がスマホの場合はマルチキャストで配信する必要があるみたいです。
192.168.x.xなどの通常のユニキャスト設定だとスマホ側から閲覧できませんので、リンクに書いてある 239.1.1.5などのマルチキャストアドレスをOBSのURLでご利用ください。
コロナ禍で実施する観望会。
望遠鏡覗いてもらうのもちょっと気が引けますよね。
そんな時に、スマホでシェア出来たら参加者も、スタッフも安心ですし、コリメート撮影しなくても、スクショで天体写真が撮れてしまうってちょっとCool?(^^)
楽しそうなので、私もいつか観望会で試してみたいと思います。
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