NGC7293 らせん星雲2019年08月12日

先週末の遠征で撮影したNGC7293 らせん状星雲です。

秋の星座であるみずがめ座にある、太陽系に最も近い惑星状星雲です。大きくて明るい惑星状星雲には M27 (満月の1/4程度)がありますが、大きさだけでいうとこちらの方が上。何と満月の半分程度もあり、地球から見た、見かけの大きさが最大の惑星状星雲と言われています。

眼視では淡いのですが、写真ではこの様に写ります。らせんの様な円弧を描く様子から、らせん星雲と呼ばれています。

私が撮りたかった対象の一つです。なかなか機会に恵まれませんでしたが、今回やっと。(^^)

惑星状星雲は命尽きた星の姿ですが、色、形、大きさ、など、みな個性があって、見ていて飽きません。
 
 
撮影日時:8/4 AM2:34 ~ 3:02
撮影場所:天城高原
望遠鏡:Ginji-300FN + コレクターPH (1,159mm F3.8)
カメラ:Nikon D7500 (HKIR改造)
フィルター:LPS-D1
撮影条件:ISO8,000 45秒 x 34枚
画像処理:DSS + SI8

NGC6888 三日月星雲2019年08月12日

8/4の遠征で撮影した、はくちょう座のど真ん中にある散光星雲 NGC6888 三日月星雲です。私には三日月というよりクラゲに見えます。でも、はくちょう座の中心なので白鳥の心臓なのかもしれませんね。

ちなみに、くらげ星雲というのは他にありまして、こちらは正真正銘クラゲの様に見えます。(^^)

M8、M20 もそうですが、NGC6888 も天の川の中にありますので、本当に星の数が半端なく多いです。先にご紹介したNGC7293 らせん状星雲は天の川の外にありますが、星の数を比べてみて下さい。同じ光学系で撮ったとは思えない。画像処理に慣れない私にはノイズなのか星なのか分からなくなります。(笑)
 
 
撮影日時:8/4 AM1:51 ~ 2:23
撮影場所:天城高原
望遠鏡:Ginji-300FN + コレクターPH (1,159mm F3.8)
カメラ:Nikon D7500 (HKIR改造)
フィルター:LPS-D1
撮影条件:ISO8,000 30秒 x 21枚
画像処理:DSS + SI8 ダークフレーム利用