M42 ~ 馬頭星雲・燃える木 ― 2019年08月17日
海王星の衛星トリトン ― 2019年08月17日
昨年撮影した海王星とその衛星トリトンです。14等級でもこんなに写るんですね。
実は私、トリトンには並々ならない興味を持ってます。というのも、トリトンは太陽系の衛星の中で7番目に大きな衛星でありながら、海王星の自転と逆に公転する逆行衛星なのです。
地球の衛星である月は、地球の自転と一致している順行衛星です。しかも月の自転と公転の周期が一致しているため、月は常に地球に同じ面を向けています。(月の裏側は地球からは見えない)
順行衛星と逆行衛星。
大した違いではないとお考えかも知れませんが、実は大きな違いがあります。
順行衛星は徐々に惑星から遠ざかり、逆行衛星は惑星に近付いて行きます。順行衛星である月は、毎年3.8cmづつ地球から遠ざかっていると言われています。
逆にいうとトリトンはどんどん海王星に近付いている。
いつか巨大なトリトンは海王星に衝突するかも!?なのです。
土星や木星にも逆行衛星は沢山見つかっているのですが、トリトンはその中でも飛び抜けて大きく、こんな巨大な衛星がぶつかったらどうなるのだろう?と、興味津々なのです、私。どうなるんでしょうね?
勿論、それは数十億年後。私は見ることは出来ません。
でもそういうことを想像しながら観測出来ると楽しいですよね。明日、それが出来ると良いなぁと思います。
月がもし逆行衛星でいつか地球にぶつかるとしたら、皆さんどうしますか?(笑)
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