CP+ 20242024年02月24日

CP+ 2024 行ってきました!

このイベント、参考出品で各社の今後の意気込みが見える点もGood、毎年とても楽しみにしています。そんな私が気になったブースをいくつか紹介します。

まずはVixenブース。今年も参考出品があるとのことで楽しみに訪問してみると、入り口に、VSD70SS とそのレデューサーが展示されていました。共に参考出品です。レデューサーは昨年発売された、兄貴分の、VSD90SSにも対応するとの事。


VSD70SSはVSD90SSと同じ、SD2枚とED1枚を含む5群5枚のレンズ構成で、F5.5、385㎜です。スポットシミュレーションを見る限り、VSD90SS同様、結像性能はかなり高そうです。ちなみに、接眼部は鏡筒部分より太くなっていることがお分かりいただけると思いますが、VSD90SSと共通とのこと。70㎜にしては太目にも思えますが、周辺減光の削減や量産によるコスト削減効果にとって良い選択かなと思います。

ちなみに、鏡筒が短いため、鏡筒バンドとアリガタが組み込まれた構成になっています。
参考出品とのことですが完成度は高そうで、このまま製品化されても問題なさそうという印象を受けました。発売は時間の問題かもしれませんね。


私にとっての目玉はVSD90SSにも対応したこのレデューサーVSD Reducer V 0.71x

VSD90SS対応のレデューサーは、現時点では、旧VSD100F3.8のもので、x0.79倍、フルサイズで利用すると周辺ケラレが大きいものでした。主焦点の性能が良いだけに、

これはちょっといだたけないなぁ・・・、専用のレデューサー出てこないのかな?

と思っていたところに、ついに出てきた、という感じです。VSD90SSとの組み合わせでは、351㎜ の F3.9 まで明るくなって、周辺光量は85%、かつ結像性能もかなり高そうです。

これは・・・、懐的に結構ヤバそうなものを見てしまいました。(笑)

ちなみに・・・、VSD70SSの競合となりそうなモデルが、サイトロンのブースに 参考出品』 されていました。口径75㎜ F5 のこちらです。




SD・EDを使用した6群6枚構成で、スポットシミュレーションで見る限り結像性能は非の打ち所がない印象です。視野中心のストレール強度も、何と99.2!眼視性能も極めて高そうです。

ま、温度順応性などもありますので、7.5cm かつ 6枚レンズのこの望遠鏡を眼視で楽しむ人がどのくらいいるのかは正直微妙だと思いますが、中央がシャープであることは望遠鏡の重要な性能の一つだと思います。そういった意味で、単に平坦性とイメージサークルの広さだけではなく、中央のシャープさは大いに競って欲しいポイントだと思います。

さて、この望遠鏡の架台ですが、ウェイトが無いですよね。そう、私も大注目の、波動歯車タイプの赤道儀です。こちらに関しては次回ご紹介したいと思います。(^^)

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