CP+ 2024 その32024年02月26日

サイトロンのサイトには面白そうな参考出品が目白押し。ただ、サイトロンの方曰く、

『Skywatcher から直前になって色々送られてきましたが、中身は全く分かりません』

との事。(笑)

・SR2-001(参考出品)
SDとEDガラスを使用した6群6枚、口径75㎜ F5の屈折望遠鏡です。




最初から6枚のレンズを組み込んだ望遠鏡って凄いですね。もはや望遠レンズの様ですが、その性能が凄くて、スポット径が、フルサイズの周辺で何と1.31μm。回折限界以下と文句のつけようがない性能です。

ストレール比も99.2%とのことで眼視性能も相当期待できそう。ま、6枚レンズの望遠鏡を眼視で使う方はそう多くはないとは思いますが・・・。

明るい光学系好きな私はどうしても気になる、レデューサーについても聞いてみましたが、やはりまだわからないとの事。

この望遠鏡、天文ガイド3月号の裏表紙にも掲載されていました。サイトロンは新潟県の胎内市の工場で天体望遠鏡の製造を開始するとのこと。そのフラグシップ機としてこちらが登場するようです。

まだプロトタイプっぽいので製品化にはもう少し時間がかかりそうな気がしました。

でも楽しみな製品です。

・SJX赤道儀(参考出品)
上の写真の架台がこのSJX赤道儀です。私も購入を検討している波動歯車タイプの赤道儀です。サイトロンからも出てくるようです。



・本体重量:10kg
・搭載重量:20㎏(カウンターウェイト搭載時)

との事。ZWO の AM5 や CRUX 170HD クラスですが、本体重量がこちらの2製品は共に5kg 程度なのでこのSJXに関しては、本体の重量がちょっと重いかなと思います。ま、未だ参考出品ですし、

『仕様は予告なく変更となる場合があります

との事なので、大型の反射望遠鏡を乗せたい私としては、本体重量はそのままで、搭載重量が40㎏くらいまで増えてくれることを期待します。(笑)


以下サイトロン取り扱いのSkywatcherの参考出品です。

・HAZ6マウント(参考出品)
赤道儀と経緯台マウントに対応した架台です。展示では25cmのニュートンが乗ってました。

 

最大積載量は経緯台が30kg、赤道儀が20㎏とのこと。片手フォーク型ということになりますね。不動点が通常の赤道儀よりかなり低いので、ドブソニアン望遠鏡を乗せたりするのに良いかな?と思いました。望遠鏡に触ってみましたが、やはりブレは大きいですねこの辺りの剛性を実現するのは簡易型では難しいかもしれません。ただ、使い方によっては面白そうです。個人的には結構注目しています。

・HAC125(参考出品)
RASAを彷彿させる主焦点撮影専用の望遠鏡です。



分かっているのは、

『250㎜ F2.0 の撮影専用望遠鏡であること

です。サイトロンの方も全く不明で、光軸もまだ全然合っていないとの事でした。(笑)
カメラをちょっと外してみましたが、31.7㎜径でしょうかね、ただ、確かにユルユル。

ま、しかし、シュミットカメラ系でこういったものに参入しようとしている事は素直に評価したいと思います。セレストロンも入手が困難なモデルも多いですからね。猛烈に明るいですし楽しみです。

・Sun76(参考出品)
Hα望遠鏡です。太陽のプロミネンス観測などを行う望遠鏡です。こんなものまで手掛けているとは・・・、これは驚きました。



有名どころでは、コロナドやラントが手掛けているHα望遠鏡のSkywatcher版ということになるのでしょうかね。望遠鏡中央にティルトを調整するレバーがありますので、恐らくメインフィルターは筒の先ではなく、望遠鏡内部に搭載されている・・・、と想像しています。

ちょっと気になったので接眼部分を取ってみました。下の写真が恐らくブロッキングフィルターだと思います。サイトロンのブースではセミナーも開催されていましたが、その中でこの太陽望遠鏡で撮影した写真も出てきました。そういった意味で、参考出品ですが、製品化される可能性は高いのかなと思います。

自社開発のフラグシップ望遠鏡や Skywatcher の参考出品。面白い製品が目白押しです。

サイトロンのこれからの動向、注目です!

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