太陽光発電について その32015年01月12日

前回の続きです。太陽光発電での売電収入と発電量について考えてみます。太陽光発電では、

売電量 = 発電量 - 使用量

となります。この値がプラスであれば、売電となり、マイナスであれば買電となります。太陽光発電では、導入時に各電力会社と売電契約を結び、以降、一般的な家庭向けの10kW以下のシステムであれば、10年間固定金額で買い取ってくれます。

私の場合は、2012年の契約となっていて、42円/kWhで買い取ってもらってますが、今現在は、37円/kWhのようです。太陽光システムの値段が下がってきてますので、それ相応ということでしょうか。

電気料金ですが、東京電力の場合はこんな感じです。従量課金分も、月当たりの使用量が多くなるほど割高になる仕組みになっていますが、大体、20数円/kWhという感じです。

太陽光により発電した電力は、まず宅内での電力消費に利用され、余った部分が売電されます。さらに、その単価はそれぞれ

・買電は20数円/kWh程度
・売電は37~42円/kWh程度

ですので、宅内の電力消費の削減量よりも、売電量が非常に効いてくるということになります。

このため、金銭的なメリットを最大化することを考えた場合、初期投資を除けば、出来るだけ多くの発電が出来るシステムを入れた方がよいということになります。

2.0kWのシステムと、4.0kWのシステムを単純に比較した場合、経済的な効果は倍以上ということですね。

以下は、我が家の月ごとの発電量と売電量、さらに、購入前に業者の方から戴いた発電量のシミュレーション結果を示しています。皆様の参考にしていただければと思います。

天気が安定し、夏至に近い5月は発電量も多く、500kWhを超えました。この月の我が家の電力使用量は、360kWhでしたので、4割くらい発電量の方が多いことになります。

Yearly

ちなみに、積算した年間の発電量は、

シミュレーション結果:3697 kWh
実際の発電量:4355 kWh

でした。太陽光発電にはすごく満足しています。