接眼レンズ その32013年02月09日

中学生時代に使っていた接眼レンズが、R200SSであまり利用できないことが分かってきましたので、接眼レンズの購入となりました。F4という単焦点反射ですので、焦点距離は短めの物が多いですが、ご紹介したいと思います。

R200SS購入当時は、火星の接近時期だったため、NLV4mmやLV2.5mmなどを使って複雑な火星の模様を食い入るように見つめていた記憶が今でも鮮明に残っています。

真冬でしたので、嫁さんから

”良くこんな寒い中何時間も火星ばかり見てられるねぇ”

と揶揄されながら・・・。(笑)


ビクセン : LV2.5mm アメリカンサイズ
 
LV2.5


今後巨大な接眼レンズをご紹介することになるので、横に単一電池を並べています。

単焦点反射で高倍率を得るためには、とにかく焦点距離の短い接眼レンズ!ということで、購入した物です。アイレリーフが長いため、上部に長く伸びたゴムがあります。眼鏡をかけたまま観測する場合は、この部分を折り返して使います。R200SSと組み合わせると倍率が320倍となるため期待して購入したのですが、非常に像が甘い印象です。ピントの山がない・・・、と言うか、ちょっと表現は適切ではないかも知れませんが、ピンぼけ写真を見ている感じ、と言うか。

このレンズ単体で見るのであれば、エクステンダー+NLV4mmの375倍の方がまだ良く見えるので、購入当初こそそれなりに使っていましたが、最近は全く利用しなくなってしまいました。

ちなみについ最近、手持ちの接眼レンズの見比べ(エクステンダーとの組み合わせ含む)を行ったのですが、このレンズ単体の木星の見え味は他のレンズ+エクステンダーやバローの組み合わせにかなり劣る感じでして、やはり駄目かという感じでした。アイレリーフが長いので覗きやすいのですけどね。そもそもF4との組み合わせがNGなのかも知れません。ということで、残念ながら最近はほとんど使っていません。

ビクセン : NLV4mm アメリカンサイズ
 
NLV4mm



R200SSと組み合わせると200倍になります。惑星をまず観測するためには適度な倍率が得られるため、惑星観測の際にまず利用するのがこの接眼レンズです。アイレリーフが長く、見口がポップアップになっているため覗きやすいです。まず200倍で見て、シーイングが良さそうなときには、エクステンダーを入れて、375倍で観測しています。アイレリーフが長いおかげもあってか、PentaxQを使ったコリメート撮影にも適しています。
R200SS購入時、接近した火星をこのNLVでよく見ていました。また、その後も惑星観測と言えばほぼこの接眼レンズで決まりでした。逆に、このレンズでよく見えない日は、シーイングが悪いのだろうとあきらめてました。ただ、その当時は気付かなかったのですが、今比較してみると、上記LV2.5mmほどではないのですが像は甘めです。そのため、接眼レンズの選択肢が増えた現在では登場機会が少なくなっています。

値段を考えるとそれなりの性能なのかも知れませんが、LV/NLVは高倍率での性能は正直高くないと感じています。もし、これらの接眼レンズを使った惑星観測で、望遠鏡の性能を決めつけている方がいらっしゃったら・・・、もしかするとそれは、接眼レンズを交換すると一皮むける性能を発揮する望遠鏡なのかも知れません。

次回、さらに、R200SS購入当初の接眼レンズのご説明をしたいと思います。

コメント

_ 武市 ― 2014年02月09日 18:34

R200SS を主体に赤道儀やら、NLV 4mm やら購入したのですが、肝心のR200SS が在庫切れでなかなか届きません。今月の末ぐらいに届く予定ですが、ひとまず火星はターゲットです。

_ coral-hiro ― 2014年02月09日 18:50

武市さん

コメントありがとうございます。

R200SSは眼視、撮影、オールマイティに使えてとても良い望遠鏡ですよ。
届くのが楽しみですね!

また、観測に使っての感想、是非聞かせてくださいね。

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