CP+ 2023行ってきました2023年02月26日

CP+2023のご報告その2です。

Vixenブース


ソニーEマウントに対応した真鍮製のカメラアダプターです。Nikon Fマウント、Canon EFマウントはすでに発売されていますが、ミラーレス用ということでは初ということになります。私はF、EF共に持っていますが剛性が高く良いマウントです。Sonyのカメラを望遠鏡につけて撮影されている方、そういえば遠征ではあまりお見掛けしませんが需要はどうなのでしょうね。個人的には、Zマウント用を出して欲しいな、と思います。

クイックリリースホルダー2023年夏以降発売
アルカスイス互換のアリミゾです。赤道儀やVSD90SSのファインダー、鏡筒バンド上部にM8でボルト留め出来ます。一つ持っておくと結構便利かもしれません。

暗視野ファインダーⅡ(2023年夏以降発売)
ファインダー接眼部(十字入り)を分離することのできるファインダーです。接眼部をCMOSに付け替えて電子観望や電子ファインダーとするなど、使い方によっては面白そうです。バックフォーカスは約17㎜想定との事なので、ASI290㎜など、フランジバック12.5㎜ZWOの惑星用のカメラだと5㎜くらい出す必要があるかも知れませんが、ピントは出そうな気はします。オートガイダー用途でも使いたいことろですが、ファインダーの保持部分のバネが逆に気になるところです。望遠鏡との向きを合わせるには楽で良いのですけどね。

この製品、CMOSと入れ替えた使い方をアピールしていますが、肝心の焦点距離が書かれてません。。。口径は5㎝ですが、焦点距離は200㎜くらいでしょうかね。確認しようと思って忘れてました(_._)

・サイトロン
MARKⅢ赤道儀です。VSD90SSと共に現物見たかった物の内の一つです。



一般的なウォームギアタイプではなく、波動駆動ギヤを使った赤道儀です。私、寡聞にして全然存在を知らず、リリース前の参考出品だと思い込んでいたのですが登場したのはそれなりに前の様です。ただ、国内で販売されている形跡はないですね。そのあたり聞いておけばよかったな・・・。

本体重量7.6㎏
搭載可能重量:22kg(ウェイト無し)、28kg(5㎏ウェイトあり)

同様の機構を持つ、HOBYM Observatoryのハーモニックドライブ赤道儀、CRUX 170HDをお借りして評価していますが、凄く良いです。ただ、あまり流行っていない気がします。軽くてパワフル、凄く良い気がするので私は欲しいのですが何故なんでしょうね?

ちなみに、CRUX170HDのコントローラーであるTiTaN TCSはPEC対応をうたっていますが、MARKⅢのコントローラーは非対応だそうです。理由を尋ねたところ、波動駆動ギヤタイプの赤道儀は、周期性が完全には一致せず、本当の周期を取ろうと思うと相当長い時間PECの学習を行う必要があるため、とのことでした。

ZWO AM5も同様の理由でPEC非対応となっています。この星見屋さんの動画、凄く説得力があるのですが、実際どうなのでしょうね。ま、いずれにしても撮影時にオートガイダーを入れれば問題はないと思ってます。オートガイダーへのレスポンスはすこぶる良い赤道儀なので。


シグマのZマウントレンズ(参考出品)


ついにシグマがZマウント対応のレンズを発売するようです。16㎜、30㎜、56㎜のいずれもF1.4で、APS-C対応となっています。

フルサイズは出さないのですか?と率直に聞いてみたところ、

『純正が手薄なAPS-Cモデルをまず発売してみて様子を見たい

とのことでした。ユーザーとしては、フルサイズで勝負して欲しい所ですが。(笑)
Z 50 や Z fc が注目されているのでそこをターゲットとしたいような話もされていました。ということで、Z fc のブラックボデーです。


久々に会場で参加したCP+、楽しかったです。(^^)