Powermate x5 ― 2018年05月26日
パワーメイトx5はフランジバックのとり方によって大きく倍率が異なりますが、5/22に撮影したフランジバックの違いのみが異なる以下の二つの写真に関して、実際の合成焦点距離を計算してみました。
違いは接眼部(Powermate~ASI224MCまでの距離)のみですが、それぞれ図ってみるとフランジバックは以下の通りでした。
長い方:222.5mm
短い方:67.5mm
パワーメイトx5のアイピーススリーブ端から撮像素子までの長さと倍率の関係は、以下の通りです。
ソース:http://www.tvj.co.jp/10shop_televue/0009barlow.html
このグラフを参考に、先ほどのフランジバックを当てはめると、
大きい方:800mm x 11 = 8,800mm (F44)
小さい方:800mm x 6.8 = 5,440 (F27)
となります。R200SSはF4という短焦点反射で、惑星観測には斜鏡の大きさや大きなF値が作りにくいという不利な点があったのですが、少なくとも大きなFを作るというところではこのPowermate x5 を使えばかなり制約がなくなりそうな気がします。
R200SS オールマイティで良い鏡筒ですね。
さて、今回色々確認して、フランジバックと拡大率に関して大まかに頭に入りました。
今後も色々試行錯誤しながら、空の条件と拡大率の最適な組み合わせが、目で見て直ぐに判断できるくらいに訓練しておきたいと思います。
こういうこと考えるのも楽しいですね。(^^)
しかし、短焦点反射の私にとってここまで倍率が稼げるのはありがたいです。まさかF40超えがバロー系で出せるとは思いませんでした。そもそもこんなに後ろを延ばすとピントが出ないと思っていたので嬉しい誤算です。
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