ステラショット2 GearBox その2 ― 2020年03月30日
こちらに書きましたが、ステラショット2のGearBoxが使い物にならないとわかりました。主な理由は以下の通りです。
・カメラで撮影したデータの都度転送が必須である
(無効化する設定は見当たりません)
・GearBoxのwifi経由での転送スピードが遅い
・撮影した写真データの転送が終了するまで次の撮影が行われない
転送スピードに関しては、Windows10のパフォーマンスモニターで確認する限り10~15Mbps程度つまり、1~2MByte/secくらいです。D7500の高解像度なRAW+Jpegデータ(約40MByte)を送付しようとすると、25秒くらいはだんまりになります。ま、パフォーマンスモニターで見た値と、転送時間は計算上あってますよね。
GearBoxには期待できそうにありませんが、遠征観望でPCの無線LAN化(PCによるリモート制御)は行いたい。
私は、この実現のため、Windows10のMobile Hot Spotという機能を使うことにしました。Wifiを持ったWin10 PCを無線Lan中継器に出来る機能です!
例えば、ホテルに宿泊の際、有線のインターネットサービスしかなかったような場合、スマホが接続できないですよね。その際、PCを有線でホテルのインターネットに接続して、Mobile Hot Spotを有効化すると、そちら経由で、スマホがインターネット接続が出来る機能です。
この機能をステラショットと共に使うと、
・1台のPCを通常通り望遠鏡に有線で接続しMobile Hot Spot を有効化
・もう1台のWindows PCから上記PCにRDP接続してリモート制御!!
という事が出来ます。勿論GearBoxは必要ありません。
多くのデータが飛び交う望遠鏡側は有線で高速に。ステラショットの操作はRDPによるPC同士の無線通信で。ステラショットはデータ転送量が多いので理にかなった使い方だと思います。
PCが2台必要となりますが、ステラショットのGearBoxを使うよりイライラせず、お勧めのように思います。
私はこの環境で無線LAN化することにしました。
ちなみに、ASI Air Proも発注済みです。こちらは2台目の赤道儀につなぐ予定です。あっちもGearBoxと同じラズパイ4だと思いますが、カメラの画像転送はないので問題ないと思ってます。
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