TELESCOPIUS + GL.iNet GL-AR300M-Ext + ASI Air など使用感2022年02月02日

最近 ASI Air Pro をさらに便利に使うべく色々試しています。こちらこちらでそれぞれ自宅での検証内容をご紹介させていただきましたが、先週、遠征で実際に試してきました。当日は氷点下まで下がるそれなりに過酷な環境。その中でのテストです。

以下、自身の備忘録として書いてみたいと思います。

1.GL.iNet GL-AR300M-Ext

結論から言うと非常に良いです。悪い所や動作上不安定な点は見当たりません。

ASI Air Pro を使っている方は、恐らくその wifi の弱さ(ちょっと離れると途端にデータ転送速度が遅くなり使えなくなる)に困っている方も多いと思います。

私もその一人で、たった数m先の車から、ガラス越しでの操作くらいは対応して欲しい・・・。そのため導入しましたが、問題なくこちらが実現できただけではなく、データ転送速度も倍以上となりました。

軽いですし、電源もUSB給電で省電力なので、とても使い勝手が良いです。0度以下でも問題なく動作しました。Starbook Ten と ASI Air Pro の組み合わせで ASI Air Pro の wifi の弱さで困っている方はお勧めの製品ではないかと思います。

2. TELESCOPIUS + ASI Air
事前にくらげ星雲の情報を TELESCOPIUS から ASI Air に取り込み、現地で Plan を実行してみました。

赤道儀は Starbook Ten 経由の AXD なのですが、こちらは少し動作がおかしかったです。

自宅で作成した Plan には、実際の撮影データ(5分で20枚など)も入力していました。現地では、望遠鏡とカメラ、オートガイダーをケーブル含め物理的に設置。さらに、極軸を合わせて、AXDの電源On。そこから、あらかじめ自宅で作成した Plan を実行すると、以下を自動的に実施してくれました。

・自動でくらげ星雲を導入し、Plate Solvingで Plan 通りに導入完了
・オートガイダーによるキャリブレーション実施の後、ガイド開始
・Plan に指定された方法で撮影開始
 
ここで、撮影を手動で中断しました。というのも、ASI Air のPlanでは、ISOの設定がカメラ設定の中にあって、Plan 毎に設定が出来ないんですよね。

ということで、途中でキャンセルしたところ、Starbook Ten の自動追尾が停止するなど、色々とおかしな点が出てきて、結局手動で位置調整を行いました。

自宅で導入ポイントを作成して現地で再生、というのはかなり嬉しいポイントではありますが、Plan ではなく、導入ポイントとして ASI Air 側から利用できる、もしくは、Planの中で、ISO設定などもう少し撮影に関する条件設定が柔軟にできると良いのかなと感じました。

今回不具合が発生したのは、手動でキャンセルしたからおかしくなったのだと思いますがASI Air Pro 側で柔軟な撮影条件が組めない現状だと、Plan側は、簡単な1枚のテスト撮影にとどめる、つまり導入して終了、くらいが良いのかな?と感じました。

次回はその形で現地に持っていきたいと考えています。

ASI Air 側では、もう少し、柔軟にPlan を作れるように頑張ってもらうとさらに使い勝手が良くなりそうかな、と感じました。

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