FS-60CB フィルター2020年09月26日

今日も雨。この時期はなかなかすっきり晴れませんね。ということで、今日も機材ネタ、望遠鏡へのフィルター取り付けについて書いてみたいと思います。(^^)

フィルターは適切に使うと写真の質が向上します。

私も良くIDASのLPS-D1という光害カットフィルターを良く使うのですが、望遠鏡によっては、フィルターの取り付けが考慮されていない場合があるんですよね。

例えば、私が所有する望遠鏡では、FS-60CBが該当します。

フィルター入れられないのか・・・色々調べて、スターベースのこちらのオリジナル製品を使っています。導入手順は、接眼部から鏡筒を外してドローチューブのストップリングを交換する感じです。




元々製品についているストップリングにはフィルターは取付出来ないのですが、このスターベースオリジナル製品は、内側にM52対応のフィルターネジが切ってあるので、そこにフィルターを取り付けることが出来ます。

単なるリングにしては高いな・・・、という気もしますが、ま、それほど売れるパーツでもないので仕方のないところだと思います。

こういったパーツは地味にありがたいですよね。

FS-60CBですが、元々皆既日食観測用に買ったのですが、最近は星野写真用として活躍しています。

コンパクトでとても良く撮れる望遠鏡です。C0.72x レデューサーはφ40㎜なので、φ44㎜のフルサイズまではいってなくて、確かにZ7で撮って四隅を拡大すると、少し星は流れているのですが、拡大しなければわからないですし、私には十分と考えています。

このクラスには、今ではVixen FL55SSやBorg 55FLなど魅力的な製品が出てきてますが、老舗FS-60CBも良いですよ。

また、フィルター取付位置ということでいうと、最近、ZWOのCMOSカメラ(ASI224MCやASI462MCなど)を良く使ってますが、こちらにM52のフィルターを使う際は、ZWOのニコンFマウントアダプターを使っています。


こちらは2インチのM48用のフィルターネジが切ってあるのですが、カメラのステップアップリングを組み合わせてM52のフィルターを取り付けています。M52フィルターだと周囲のスペースが少ないので取付に少し苦労しますが、径としては余裕があるので問題なく入ります。

海外の望遠鏡は、2インチ互換ということもあるのか、比較的M48系のフィルターを意識したものが多い気がしますが、日本のメーカーはM52が多いですよね。

このため、私も所有するフィルターは、ほぼM52です。

ちなみに、Vixenのエクステンダーphも他社ニュートンへの互換性を考慮して!?(笑)フィルターネジはM48なので、ステップアップリング経由でM52のフィルターを取り付けています