土星2020年08月09日

8/6に撮影した土星です。土星ってホント不思議な惑星ですよね。なぜこんなに立派な輪っかがあるのか。本当に美しいです。輪の開きは毎年異なるのですが、今は段々なくなってきています。



木星 火星 20202020年08月09日

8/6に撮影した木星です。今年初めて撮影しました。これから惑星の季節ですね。特に今年は火星の最接近もありますし楽しみです。



こちらは 8/5 AM 0:41に撮影した火星です。火星は10/6の最接近に向け、地球にどんどん近づいてきています。まだ2か月ありますが、随分模様も見えてます。もちろん写真だけではなく、眼視観測でもこの写真同様、黒い模様がはっきりと確認できました。


白く輝いて見えるのは、南極のドライアイスです。

そのドライアイスの右上にある明るい丸い部分はヘラス盆地という名前がついてます。火星の中では比較的有名な場所だと思います。

ちょっと楕円形ですよね。

火星が楕円形の形をしているわけではなく、太陽が斜めからあたっているためです。このため、太陽の当たっていない右端の部分が暗くなって見えてません。

月が欠けるのと仕組みとしては同じですね。

前回、2年2か月前の大接近の時は、数か月にわたる火星の砂嵐で模様が非常に見ずらかったのですが、今年は大丈夫そうです。

火星は接近すると、模様が良く見えるので、凄く楽しみにしています。

これからどんどん視直径が大きくなっていきますので私も晴れた日は毎日観測を続ける予定です。

ちなみに、火星は1日が地球よりちょっと長い24時間37分。

このため、毎日同じ時刻に観察すると、前日より少し前の模様が観察できます。そんなことを考えながら観測すると楽しいです。

ペルセウス座流星群 20202020年08月13日

昨日、ペルセウス座流星群の観望に行ってきました。

いつもの遠征場所に行ったのですが、その道すがら、また、遠征場所でも沢山の方が流星群を楽しんでおられました。

お盆ではありますが、コロナ禍で帰省をあきらめ、近場で3蜜を避けて楽しんでいる方も多かったのかもしれませんね。

今回は2台のカメラを持っていきました。一台は対角魚眼で出来る限り沢山の流星を映すことを目的に、もう一台は天の川の撮影を行いました。

この写真は、天の川用のカメラで撮ったものです。見事に流れ星も写ってくれました。(^^)



天の川の黒い部分は『地上の雲』ではなく、宇宙にあるガス、『暗黒星雲』で、背後の星の光を隠してるため黒く見えています。

天の川の一番濃い部分の右上に、赤い大きめの星雲が写ってますが、こちらはM8(干潟星雲)。その右上(見えますかね?)の小さな赤い光はM20(三裂星雲)です。

その上にある赤い星雲は、左下がM17(オメガ星雲)で右上がM16(わし星雲)です。

左の明るい星は、木星です。

綺麗ですね。

カメラ:Z7(HKIR改造)
レンズ:Sigma Art 40mm F1.4 DG HSM (F2.0)
感度:ISO 10,000
露出:8秒

撮影はカメラ三脚のみのお気軽固定撮影です。

改造Z7とSigmaの40㎜、良いですね。今回ファーストライトでしたが、凄く可能性を感じます。

ASI462MC 木星 土星2020年08月15日

夏の良いシーイングを期待しながら毎日のように観望していますが、シーイングの良くない日が多いですね・・・。そんな中、8/11に撮影した土星と木星です。




実は7月に新しい惑星用のカメラとしてASI462MCを購入しました。今までずっとASI224MCを使ってきましたが、なかなかノイズが低そうで良い感じです。FireCaptureなど、ソフトウェア側の対応がいまいちなのか、撮影時のフレームレートが45fpsくらいまでしか上がらないなど多少問題はありそうな気はしていますが、解像度も高いので今後はこちらをメインに使っていきたいと思ってます。

また、主にDSOの画像処理の一端を担ってもらおうと思い、TopazDenozeを購入しました。DSO目的ではあるのですが、今回、上記二つの惑星にも使ってみました。

気流の良いときであれば、そんな処理も必要ないのですが。

ま、気長にやります。(^^)

木星撮影 3Dも (^^)2020年08月17日

8/15に撮影した木星です。



この日は、私が今シーズン観測した中では一番大気の状態が良かったです。ただ、この後数分で悪くなってきて、撤収となりました。

気難しい気流に悩まされつつ、ま、楽しみながらのんびりやってます。

また、久しぶりに、木星の10分間の自転を使った立体視を作ってみました。スマホで右を右目、左を左目見てみてください(平行法)。

立体の木星が見えると思います。(^^)




大したことない写真も3Dで見ると凄いですね。(笑)

北アメリカ星雲2020年08月21日

8/19に天城高原で撮影した北アメリカ星雲/ペリカン星雲です。




左側が北アメリカ星雲。右側、顔と目鼻があって私には像の様に見えますが、皆さんはペリカンに見えますか?(^^)

この領域は初めて撮影しました。今まで長焦点でばかり撮影していましたが、200-300㎜くらいの焦点距離、面白いですね。特に夏は撮影対象が凄くたくさんあって目移りします。

Z7、HKIR改造後初めて撮影しましたが良いですね。
解像度高いですし高感度ノイズも少ない様に思います。
メッチャ楽しいです。

望遠鏡:FS-60CB + C0.72X レデューサー (FL:255mm F4.2)
カメラ:Z7(HKIR改造)
フィルター:IDAS LPS-D1
ISO:10,000
露出:60秒
画像処理:20枚撮影しSIで加算スタック、カラーバランス調整、周辺減光補正、トーンカーブ調整

はくちょう座 サドル付近2020年08月21日

8/19に天城高原で撮影したはくちょう座のサドル周辺です。中央やや左に見えるのが『十字の交差星』サドル。




サドルの右下の方に、クラゲの様な星雲がありますよね。これは、はくちょう座の中心にあるので、私が勝手に『はくちょう座の心臓』と呼んでいる、『三日月星雲(NGC6888)』です。(笑)

この三日月星雲の少し先に、はくちょうの口ばし、美しい2重星のアルビレオがあります。(写真には写ってません)逆に、はくちょう座のしっぽ、デネブはこちらも写ってないですが、サドルの左上に位置します。

サドル周辺、散光星雲いっぱいですね。(^^)

改造Z7とFS-60CB、良いです。
望遠鏡:FS-60CB + C0.72X レデューサー (FL:255mm F4.2)
カメラ:Z7(HKIR改造)
フィルター:IDAS LPS-D1
ISO:8,000
露出:60秒
画像処理:21枚撮影しSIで加算スタック、カラーバランス調整、周辺減光補正、トーンカーブ調整

網状星雲2020年08月21日

8/19に天城高原で撮影したはくちょう座にある網状星雲です。



サドルより低緯(南)側、ε星とζ星の間くらいにあります。
明るい星のある右側がNGC6960、左側がNGC6992です。

今回の遠征では、はくちょう座中心に撮影しましたがこの辺りは本当に散光星雲の宝庫。対象が沢山あって時間がいくらあっても足りないです。(^^)

望遠鏡:FS-60CB + C0.72X レデューサー (FL:255mm F4.2)
カメラ:Z7(HKIR改造)
フィルター:IDAS LPS-D1
ISO:10,000
露出:90秒
画像処理:28枚撮影しSIで加算スタック、カラーバランス調整、周辺減光補正、トーンカーブ調整

アンタレス~天の川2020年08月23日

8/19に天城高原に遠征してきました。

人生初、遠征先で1人でした。しかも到着時はドン曇り、すぐに帰ろうかと思いましたが、これから良くなる雲予報を信じで待つこと2時間・・・。待った甲斐あって、21:00過ぎくらいから快晴となりました!

ま、昨日は湿度が高く『解像度の高い写真!』というわけにはいきませんでしたが、肉眼での星座探しや、星空撮影を楽しんできました。



こちらは、今回撮ってみたかった物の一つで、さそり座のアンタレス(右下のオレンジ色に見える星です)~天の川への暗黒星雲の様子です。

さそり座が高い位置にあるうちに撮影したかったのですが、晴れた時には沈みかけ。(笑)なかなか思う通りには行きませんね。

いつか、南の島にでも行って高い高度で撮影してみたいです。

はくちょう座~ケフェウス座2020年08月23日

8/19に天城高原で撮影した、はくちょう座(左)~ケフェウス座(右)の散光星雲です。



このあたりは夏~秋の天の川にあたる部分で、多くの赤い散光星雲が存在します。ちょっとケフェウス座の散光星雲が渋かったですが・・・、運よく流れ星が華を添えてくれました!!

実は、8/18がはくちょう座流星群の極大日だったので、そうかな?と思ったのですが、はくちょう座流星群の放射点は写真左下の方(写真の外です)。なので、はくちょう座流星群ではなさそう。

でも、昨日は一晩で5個の流れ星を見ることが出来ました。(^^)