M13 ― 2019年08月13日
8/3の天城高原遠征で撮影したヘルクレス座のM13です。
視直径は満月の1/3程もある見事な球状星団です。
球状星団は年老いた星がお互いの重力で密集してボール型を形成しているのですが、このM13は、実に50万個もの星々から出来ています、しかも、直径は何と100光年!
ちなにみに太陽を除く恒星で全天一明るいシリウスは、地球から9光年です。
100光年・・・、というと、21個の1等星のうち、シリウス含め、半分以上が飲み込まれる程の大きさ。まさに ”巨大なボール” ですね。
何でこんなに密集したのか・・・、望遠鏡で見る度に、私はいつも不思議に思います。
このM13を含めた球状星団は、眼視観測でも非常に見ごたえのあるものが多いので、望遠鏡を覗いた事の無い方も是非一度、機会があれば暗い夜空で見て欲しいと思います。
写真:M13
撮影日時:8/4 AM1:20 ~ 1:36
撮影場所:天城高原
望遠鏡:Ginji-300FN + コレクターPH (1,159mm F3.8)
カメラ:Nikon D7500 (HKIR改造)
フィルター:LPS-D1
撮影条件:ISO8,000 45秒 x 19枚
画像処理:DSS + SI8 ダークフレーム利用
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