NB4フィルター2020年09月19日

定期的に訪れるフィルター熱。最近またちょっとハマってます。主に惑星状星雲の電子観望や撮影に使っているNB1。

さらに効果高そうなNB4が出たので購入してみました!!


※右後ろに写っているのがNB1です。

HαとOIIIのみを選択的に通すフィルターで、

NB1: OIII側32nm、Hα側が20nm
NB4: 両方とも15nm

となっています。覗くと、両者、比較的良く似てますが、比べると、NB1の方が明るく青っぽい感じで、NB4の方は暗くて緑っぽく見えます。

惑星状星雲がさらに良く見え、良く撮れる気がします。
散光星雲などのHαにも効果ありそう。

早く使ってみたいですけど、なかなか晴れなくて。
4連休、どこかで晴れてくれないかなぁ。凄く楽しみです。(^^)

ちなみに、昨日こんな情報が。デュアルラインバンドっぽいものが出てくるようです。


NB4ちょっと待ちでしたかね。こちらは結構価格も高そうな気もしますが。
ま、まずは、NB4使ってみます。

ちなみに、Hα、OIIIですが、分かりやすい例で、添付の『らせん星雲』は、外側の赤い部分がHα、中央の緑っぽい部分がOIIIです。


※この写真は、NB1ではなく一般的な光害フィルターである、IDASのLPS-D1を使って撮影してます。

らせん星雲はこの二つの光しかないので、そこだけ通すフィルターを使うということですね。

そうすると、蛍光灯や白色LEDなど、都会に蔓延する光害を大幅にカットして、この星雲だけが浮き上がってくるという仕組みです。

らせん星雲だけではなく、星の最期である、惑星状星雲は、OIIIとHαで輝くものが多く、そういった対象にこのフィルターを使うと効果は絶大です。

M57、M27、NGC2392などは、光害の多い私の自宅からでも、このフィルターを使うと電子観望で驚くほどよく見えます。

NB1でもその効果は凄いので、NB4に期待しています。

凄く楽しみです。

でも、まずは晴れて欲しいですね。(^^)

コメント

_ シベット ― 2020年09月19日 16:41

はじめまして、シベットと言います。
このNB4はOⅢやHαの半値幅が狭いうえに赤外も部分的に通す特性を持っているようですね。これはひょっとしたら、銀河の腕の描写が素晴らしいかも知れないです。続報を期待しています!

_ coral-hiro ― 2020年09月20日 08:33

シベットさま

初めまして、coral-hiro です、コメントありがとうございます!
そうなんです、半値幅の狭いデュアルバンドパスフィルターなのでいろいろ楽しそうですよね。

750nm以上の赤外に期待ですか!?

HKIR改造のカメラではこの辺はカットされてますので、ASIで撮影でしょうかね。(^^)

連続スペクトルの恒星や銀河には正直向かないフィルターだと思ってましたがどうなんでしょう。機会があれば試してみたいと思います!!

まずは晴れて欲しいですが。。。(笑)

_ シベット ― 2020年09月20日 11:17

自分も、デュアル・ナローバンドは連続スペクトルものには不適と思っていたのですが、赤外成分も透過する(と考えられる)QBPでは、銀河もかなりいけました。
(↓M51での例)
http://uwakinabokura.livedoor.blog/archives/6487038.html
NB4なら、さらに紫外線も透過しているみたいなので、この点でも銀河の腕の表現が+αされるかもしれません。晴天をお祈りしております!

_ coral-hiro ― 2020年09月20日 14:49

リンクありがとうございます!

既成概念にとらわれず色々やってみると楽しそうですね。
私もいろんな対象に対して試してみたいと思います!!

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